文化

上映予定の韓国映画おすすめ3選!大人気のコンクリートユートピアも

秋になり、日本全国のスクリーンで韓国映画が続々と上映されます。

そこで今回は、魅力的なストーリー、キャラクター、そして時には涙、時には笑いをもたらす人気作品を紹介します。

心温まるコメディ、息を呑むアクションそしてヒューマンドラマまで幅広いジャンルの中からあなたの心をつかむ1本がきっと見つかるはず。

文化や社会の背景を織り交ぜながら観る者の心に深く響くメッセージを届けてくれる韓国映画!

この秋冬、新たな映画の旅に出て韓国映画の魅力に浸ってみませんか。

2023年10月以降に日本で上映される3つのおススメ韓国映画の魅力を一緒に探っていきましょう。

スイッチ人生最高の贈り物

まず1作品目は、韓国で2023年1月4日に公開された映画「스위치:スイッチ」。

日本では12月1日に公開されます。

冬の心温まる時期にピッタリの、奇想天外なハートフルコメディが登場。

主演は華やかな生活を満喫していたトップスター俳優パク・ガンを演じるのは、かつてドラマ「天国の階段」の主人公として大人気になったクォン・サンウ。

一方、敏腕マネージャーであるチョ・ユン役は、オ・ジョンセ。

そして、パク・ガンのかつての恋人スヒョン役を務めるのは、イビョンホンの奥様のイ・ミンジョン。

クォン・サンウと、イミンジョンの夫婦役が見どころです。

2023年製作
上映時間:112分
原題:Switch
配給:ツイン

レビュー評価は7.77

観客動員数は42万人

日本での劇場公開予定日:2023年12月1日

ストーリー

クリスマスイブの夜、トップスターとマネージャーの人生が入れ替わるという笑いと感動の物語。

主人公のパクガンは、スキャンダルを起こすことで有名でその度マネージャーを困らせていました。

しかし、クリスマスイブの夜、ある奇跡が起こります。

なんと彼の人生が、相棒マネージャーと入れ替わってしまうのです!

セレブな日常を送っていた彼が、突如売れない俳優としての生活をスタート。

更には、かつての恋人との結婚、双子の父親という役割も担っていました。

一方、かつてのマネージャー、チョ・ユン(オ・ジョンセ)はトップスターとしての生活をエンジョイ中。

この入れ替わった2人の運命、そして元に戻るための奮闘が描かれています。

人生が入れ替わるというファンタジーの要素と、家族や恋愛のヒューマンドラマが絶妙に組み合わさっています。

一言でいうと、気楽に見れて心温まるメッセージがたくさん詰まった映画です。

感動のクライマックスはお見逃しなく。

キャスト

クォン・サンウ、オ・ジョンセ、イ・ミンジョンの3人の演技力が見どころです。

それぞれのキャラクターを深く、そして魅力的に演じていて心に響くセリフもあり。

特にシリアスな場面だけでなく、笑えるシーンもたくさん!

권상우(クォンサンウ)✖오정세(オジョンセ)✖이민정(イミンジョン)

イミンジョンは、インスタでも人気を集めているので、ファンの方は是非フォローしてみてくださいね。イミンジョンさんのインスタ

▼去年の映画公開前の情報です▼

映画公開の宣伝の際には、撮影中のエピソードも聞けました。

イ・ミンジョンは夜しっかり寝るので昼寝はしないタイプですが、子ども役の子が「ひざ枕をして」とイミンジョンに言ってきた際には、寝かしつけながら自分も寝てしまったと。

クォン・サンウも体質的に昼寝をしないのに、撮影の待機中に4人で家族のように昼寝をしていたというエピソードもありました。

▼ショート動画はこちらから▼

イミンジョンが語る撮影中の昼寝のエピソード

レビュ―評価


見た人達の感想は?

「ストーリーが良かった」

「久々笑いながら映画を見れた」

「クォンサンウはこういうギャグのキャラが似合っていると思う」

という声が多数ありました。

デシベル

2作目は、韓国では2022年11月16日に公開された映画「데시벨:デジベル」です。

日本では11月10日に公開され、ジャンルはサウンドパニックアクション!

主演は、人気ドラマ「ドクターズ~恋する気持ち」の元医者の高校教師ジホンを演じたキムレオンが今回は、元海軍副艦長を演じています。

対照的に爆弾魔を演じるのは韓流四天王とも言われるイ・ジョンソク。

その他には、チョン・サンフン、パク・ビョンウン、イ・サンヒそして、顔面国宝とよばれる韓国の男性アイドルグループASTROのメンバーのチャ・ウヌが出演しています。


監督は「その怪物」で知られるファン・イノ、そして脚本はイ・ジヌンが手掛けています。

緊張感たっぷりのアクションとサスペンスが交差する、街の騒音が命取りになるかもしれない、息をのむストーリー。

釜山の都心を舞台に、高IQの爆弾魔と元海軍副艦長の壮絶な攻防戦が繰り広げられます。

2022年製作
110分
アクション映画
配給:マインドマーク
レビュー評価は6.76
観客動員数は90万人
日本での劇場公開予定日:2023年11月10日

ティーザー

ストーリー


一戸建ての家、窓を開ける音、子供たちの無邪気な笑い声…これらの日常的な騒音が突如として死の危険をもたらす恐ろしい事件が発生するアクション映画。

この事件の背後には騒音が大きくなると爆発するという特殊な爆弾を設計した高IQの爆弾魔のテロリストがイ・ジョンソク。

「100デシベル超えたら、爆発までの残り時間が半分になる」

彼の次の標的は、サッカー観戦を楽しむ5万人の観衆で賑わう釜山の競技場に、音に反応する特殊爆弾による爆発の瞬間が切り取られ、防ぐために元海軍副艦長(キム・レウォン)が彼の捜索に乗り出す。

しかし、この爆弾魔はただの犯罪者ではなかった。

彼の背後に隠された秘密と、都心を襲う史上最大のテロを防ぐための戦いがこの作品の中心です。

全員をそれとも半分だけでも生存させるか。

仕掛けられた“騒音反応型爆弾”が仕掛けられ人質は釜山市民。
標的は元海軍副艦長だった。

キャスト


主人公のキムレオンが直接水中撮影、ワイヤーアクション、カーチェースなど様々なアクションを代役なしで演技をしています。

テロリストを演じるイ・ジョンソクが、悲しみを抱える悪役をどのように演じるのか要チェックです。

映画初出演のチャ・ウヌは、海軍潜水艦音響探知下士官のチョン・テリョンを演じていますが、「最後まで一生懸命頑張った」と出演陣から温かいコメントがありました。

この映画を引き立てるチャ・宇ぬデビュー作を一緒にお祝いしてあげたいですね。

OST

チャ・ウヌがOSTに歌手として参加しています。

撮影がすべて終わったあとに制作の代表からOSTの話を提案され、歌手としても歌声でファたちを魅了させます。

歌唱力だけでなく、歌詞にも注目してみてくださいね。

コンクリートユートピア

最後は、韓国では2023年8月9日に公開された映画「콘크리트 유토피아:コンクリート・ユートピア」です。

日本では2024年1月5日に公開されるヒューマンドラマです。

韓国での公開からずっと耳にしてきた話題作の『コンクリート・ユートピア』ですが、10月に行われた「2023釜日映画賞授賞式」でこの作品が最優秀作品賞、主演男優賞、撮影の3冠を受賞した作品です。

韓国での大ヒットの噂はもちろん「内容、キャスト、監督の組み合わせが気になって仕方がなかった!」という声が多かったイ・ビョンホン主演の作品です。

『コンクリート・ユートピア』の最大の魅力は、ストーリーと演技力。

イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨンといった韓国を代表するスターたちの演技は、この映画を一層引き立てています。

特に、イ・ビョンホンは『非常宣言』や『白頭山大噴火』での名演が記憶に新しいですが、新鋭のオム・テファ監督の手によって、彼の演技はさらに魅力的になっているので、迫真の演技、そして心を打つシーンの数々を楽しめます。

2021年制作
130分
ヒューマン映画
配給:
レビュー評価は8.18
観客動員数は384万人
日本での劇場公開予定日:2024年1月10日

『コンクリートユートピア」の日本版のティザービジュアルも公開されましたので、日本のファンを更にワクワクさせるために、特別にアレンジされています。

ストーリー

物語は、大地震が首都ソウルを襲った後の世界を舞台にしています。

この大災害で多くの建物が崩れ落ち、ソウルはほぼ廃墟と化してしまいます。

しかし、その中で唯一立ち残ったマンションがありました。

生き残った人々は、このマンションに集まり、新たな生活を始めます。

ですが、それは決して平和なものではなく、生存者たちの間での絆やトラブルが・・・。

彼らの喜び、悲しみ、怒り、そして愛情が詰まったエモーショナルなストーリーが繰り広げられます。

韓国語の予告版

 キャスト

この映画で主演を演じるイビョンホンは、マンションの臨時住民代表を務める責任感の強いヨンタク役。

今をときめく『梨泰院クラス』や『ミッドナイト・ランナー』のパク・ソジュンさんは、誠実な公務員・ミンソン役を演じています。

女優のパク・ボヨンさんは、ミンソンの妻役で看護師のミョンファを演じています。

パク・ボヨンさんの繊細な演技や、心温まるキャラクターが映画の中での役割にも注目して見てくださいね。

オム・テファ監督

オム・テファ監督にも注目しています。

彼の過去の作品の中でも、2017年に上映された『隠された時間』を思い出す人は多いのではないでしょうか。

彼の才能を一気に知らしめた作品で、観る人を魅了したサスペンス映画ですが、ある事件をきっかけに過去の時間に返される主人公がどう過去と現在を行き来しながら真実を解き明かしていくのか、その展開には目が離せませんでした。

オム・テファ監督は、新鋭としての地位を確立しつつあり実はこれまでにもいくつかの作品を手掛けてきましたが、彼の作品に共通するのは人間の心の闇や葛藤をリアルに描写する点です。

今回のコンクリートユートピアでは、韓国社会を象徴するアパートを舞台に、韓国の政治、社会、文化、歴史を感じられる内容に仕上がっています。

一度観ると忘れられないと、映画評論家やファンからの評価も高く、今後の活躍が非常に楽しみな監督の一人です。

最近のSNSを見てみると、『コンクリート・ユートピア』の日本公開に関するハッシュタグが急上昇中!特にTwitterやInstagramでは、ファン同士が公開を楽しみにしている様子や韓国での上映時の感想を共有する投稿が溢れています。

公開前からこんなに盛り上がりを見せるこの作品、公開当日の劇場は大賑わいになること間違いなし!

韓国の映画が日本で公開される際、たびたびキャストや監督が来日してのプレミア上映やトークショーが開催されることがありますが、ファンの間ではキャストや監督の来日への期待が高まっています。

久々に、イビョンホンさんの日本語も聞いてみたいですよね。

最後に

今回は、2023年秋以降に日本で上映される韓国映画の中でも特に日本での反応が気になるおススメ3作品を紹介しました。

ぜひ、機会があれば見てくださいね。