今月11月18日から21日に計画されていた韓国のグローバルミュージックバラエティショー「THE SHOW」のワールドツアーの日本公演、「THE SHOW LIVE inTOKYO」が10月28日に突然、中止となることが告知されました。
THE SHOW 더 쇼(ドショ)
韓国ではこのニュースはほとんど話題になりませんでしたが、公演1カ月前になってチケットの払い戻しをすることになった原因は一体何だったのでしょうか。
日本公演「THE SHOW(ドショ)」の中止原因とは?
韓国の若者たちに絶大なる支持を誇るSBSの音楽番組「SBS M THE SHOW」の東京公演THE SHOW LIVE in TOKYOの中止に至った理由について一切具体的な明記が現在までありません。
ホームページには「スタッフ・関係各所と協議・調整を重ねて参りましたが、協議の結果、公演の開催は困難であると判断し、全ての公演を中止させていただく事を決定いたしました」という記載があるのみ。
「THE SHOW LIVE in TOKYO」
開催中止のご案内払い戻し手続きについては
下記URLよりご確認をお願いいたします。https://t.co/UpoUpYB8BV pic.twitter.com/IpOnoFt6w5— THE SHOW LIVE in TOKYO (@theshowjp) October 28, 2023
SNS上には、さまざまな憶測が飛び交い、「チケットが高すぎて売れなかったのでは?」「集客できなかったのでは?」という声が多くありました。
今回、日本と韓国のアーティストが初めて同じ舞台に立つという、日本初のライブコンサート「THE SHOW LIVE in TOKYO」が予定されていました。
当初は、『ビヨンド·ザ·ボーダー』のメッセージを掲げ、音楽で全世界が一つになれるスペシャルステージをプレゼントしたい!」と東京で4日間にわたって開催され、その公開収録されたライブが後日韓国でも公開される予定でした。
また、アジア、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中東、アフリカ)を含む世界各国でストリーミングとして配信されると計画されていました。
そして、この東京での大規模なライブをスタートに、ワールドツアーが始まると発表があったのですが、開催1カ月きって突然「開催中止のご案内」が発表されたのです。
チケットの価格が高すぎた?
突然の中止に「チケットがうれなかったのでは?」という憶測が飛び交いました。
実際、販売されていたチケットの金額は以下の通りです。
東京ガーデンシアター
VIP席(アリーナ前方指定席) ¥22,000
一般指定席 ¥12,000
幕張メッセ 国際展示場 展示ホール9~11
VIP席(アリーナ前方指定席) ¥24,000
一般指定席 ¥14,000
今年に入ってK-POPのコンサートやライブが続々と開催されていることもあって「お金が追いついていかない」「ライブが多すぎる」と言う声もありました。
会場の規模が大きすぎた?
東京ガーデンシアターでは2日間で1万6000人を集め、総計3万人の来場者を目指していました。
そのため、もし満席だったら売り上げは5億円に迫る金額になるはずです。
このイベントには、出演者のギャラや滞在費、会場代、会場造作代、コンサート前後の人件費、広報費などの費用がかかります。
主催者は、これらのコストをどれくらいの割合で回収し、収益を上げるかを計算して事業を始めたはずです。
しかし、販売されたチケットが予想以上に売れず、観客が埋まらない状態でコンサートをすることができないと判断した可能性も考えられます。
返金に関する情報
支払いを済ませたファンたちの期待と興奮とは裏腹に、予測していなかった公演中止はショックだったに違いありません。
正直、中止の決定には理解が難く、その落胆は大きいと思います。
彼らの期待を裏切る形になったことで、信頼感の喪失や将来への不安も生じる可能性がありますが、主催者やアーティストは、この状況においてできる限りの説明や対応をしてほしいです。
▼THE SHOW LIVE IN TOKYOのHPはこちらから▼
「THE SHOW LIVE in TOKYO」のHP開催中止のご案内
払い戻しの手順もこのHPから確認できます。
SNS上では、「返金がきちんとしてもらえるか心配・・」という声もありましたが、認知度の高いキョードが窓口なので、心配せずに返金処理を行ってくださいね。
出演する予定だったメンバー
4日間の公演は昼と夜の2回行われる予定でした。
どんなアーチストが出演する予定だったのでしょうか。
韓国のTHESHOWに最近出演したグループの動画もいくつか紹介しますね。
- 11月18日(土)
ちゃんみな
Billlie (韓国人5名と日本人2名の7人組)
XG(7名全員日本人) - 11月19日(日)
xikers:サイカース(韓国国籍9名とタイ国籍1名)
MAZZEL
THE JET BOY BANGERZ from EXILE TRIBE
FANTASY BOYS(韓国人6人、中国人2人、日本人2人、韓国系アメリカ人1人) - 11月21日(火)
FANTASTICS from EXILE TRIBE
THE BOYZ(韓国国籍9名、カナダ国籍2名 )
EPEX(8人全員韓国人) - 11月22日(水)
Creepy Nuts
iKON
ONEUS(韓国人5人)
*太字で表示したグループの動画は以下です。
日程ごとのメンバーやコンセプトをみると、ジャンルやコンセプトが異なるグループも多いように見受けられました。
みなさんが好きなグループはありましたか?
アイドルを量産するプロダクションも多い韓国の芸能界。
次々と新しいグループが誕生するので、知らない顔ぶれが多いかもしれませんが、過酷な競争に勝ち残りデビューしたメンバーがどれだけの努力をして舞台に立っているのかを知ると、応援に力が入ってしまうものです。
韓国のアイドルたちは全力で頑張っているからこそ、その姿勢に感動を感じる人も多いようです。
K-POP業界の裏事情
実際には、世界的にもKスタイルのドラマや音楽がブームの中、海外ファンの割合も高く売り上げが急成長していることはご存知でしょうか。
日本でも熱狂的なK-POPファンが多いため、コンサートに関して言えば韓国国内とは比較ができない人数を動員することが可能です。
日本国内でのK-POPライブ・コンサートやファンミーティング、イベントなどは全国各地で開催され、アイドルの来日スケジュールを熱心にチェックしている若者たちがたくさんいます。
「次はだれが来る?」とワクワクしながら、友達や仲間と一緒に予定を立て、楽しい時間を過ごしているようです。
K-POPの熱狂的なファンたちが集まるイベントは、音楽だけでなく共感と興奮が交差する場でもあるのです。
韓国の芸能プロダクションや放送局も安定的な売り上げを得られる日本市場への関心が高いため、どのグループも日本でのライブやファンミーティングには力を入れています。
今後11月、12月だけでも、SEVENTEEN、SHINee、NCT、FTISLAND、CHANSUNG (2PM)、TREASURE、IVE、P1Harmony、ニコル(KARA)、FNC、TWICE、そして11月28日には東京ドームでのStray Kidsの単独コンサートがあります。
それ以外には、世界最大級KPOP授賞式『2023 MAMA AWARDS』が初!東京ドームで行われることもあり、ファンたちの関心がピークに達しています。
ホストは、昨年と同様パク・ボゴム&チョン・ソミに決定。
コンサートの日程を見ながら、「お財布とも相談して慎重に選ぶ傾向」も原因の一つなのではないでしょうか。