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飛行中にアシアナ旅客機の非常ドアが開いたまま!?死傷者なく無事着陸

韓国在住ここまるです。

5月26日に大邱(テグ)空港へ着陸寸前の航空機の非常ドアが開いたまま着陸したニュースをみましたか?

済州(チェジュ)空港から大邱(テグ)空港に向かい着陸態勢に入っていたアシアナ航空の国内旅客機(エアバスのA321-200型)でした。

乗客は194人と乗務員の4人が搭乗

ライブドアニュースによると、アシアナ航空の旅客機の非常扉が地上約200mで開いた。逮捕された30代の男は「最近職を失いストレスを受けていた」「もどかしくて早く降りたくてドアを開けた」と供述しているという。

非常口座席に座っていた33歳の男性が非常口レバーを触り、なんと緊急脱出用のドアが開いてしまったのです。

飛行中にドアが開くものなのか?

アシアナ航空の国内旅客機(エアバスのA321-200型)は8つのドアがあり、普段、乗客たちは一番前の左のドア(プラグインドア)を利用し出入りしますが、真ん中の普段は開けない緊急脱出用のドアを、犯人が開けてしまったのです。

旅客機のドアのシステムや操作は機種によって違うようですが、この旅客機のドアは与圧方式と呼ばれ機内と機外の気圧差を利用しドアの開閉をするシステムで、飛行高度が1000フィート(300メートルほど)になると外側と内側の気圧差がなくなることで、緊急脱出用のドアが開きます。

ドアが開いた状態の機内の様子

「ドアが開き、すごい風!」

「外が見えて、乗客が外に吸い出されずに助かって良かった」

 

 

▼ドアが開いたまま着陸した旅客機の画像▼

陸上の乗り物より、大惨事になりやすい飛行機のトラブル。

今回、飛行中に起きた飛行機のドアが開けられてしまう衝撃な瞬間に、乗務員、乗客たちは恐ろしかったに違いありません。

死傷者がなく無事に到着して幸いです。

この事故を受けて、アシアナ航空は5月28日にこの旅客機と同機種について非常口横の座席の販売を中止したと発表しました。

他の飛行機でもあり得る?

機内の機種や、取り扱いも全く違うことや、緊急脱出用のドアの前に客室乗務員が座っている航空会社もあります。

乗客はなにができる?

緊急時に備え、下記の点を確認してください。

①飛行機内でのトラブルが最小限で収まるように、不審者がいたり、違和感を感じることがあればベルトを外さず、乗務員に伝えたり、ボタンをおして客室乗務員を呼ぶようにします。

②緊急時に備えて、安全のしおりを読み緊急時のドアの場所を確認し、自分の席から近いドアがどこかも確認しておく。

③酸素マスクの付け方や、機内のマナーについて把握する。

④下記の動画はJALの機内安全ビデオで、知識を得ておく。
航空会社によって機内安全ビデオはことなりますが、参考までに事前に見ておくとイメージがしやすいと思います。

https://youtu.be/oW8ciB731n0

飛行機内で安全、快適に過ごすために

国内、海外旅行の移動に欠かせない飛行機。

バスや電車などの交通機関での迷惑行為が増えていると聞きますが、飛行機の中でもマナー違反や危険な行為が増えると大事故につながるので、飛行機内で禁止されている行為やマナーを再確認してみてください。

飛行機内で禁止されている「安全阻害行為等」は8つ

航空法の施行に必要な細則を定める「航空法施行規則」第164条の16には、さらに安全阻害行為等にあたる具体的な行為を規定しています。

  • ① 乗降口・非常口の扉の開閉装置を正当な理由なく操作する行為
  • ② トイレでの喫煙行為
  • ③ 乗務員の職務執行を妨げ、安全の保時、乗客・財産の保護、秩序・規律の維持に支障を及ぼすおそれのある行為
  • ④ 携帯電話などの運行の安全に支障を及ぼすおそれのある電子機器を正当な理由なく作動させる行為
  • ⑤ 離着陸時や機長(パイロット)からの指示によって座席ベルトの着用を指示されたときに正当な理由なく装着しない行為
  • ⑥ 離着陸時に、座席の背もたれ・テーブル・フットレストを正当な理由なく所定の位置に戻さない行為
  • ⑦ 手荷物などを非常時の脱出の妨げになる場所に正当な理由なく置く行為
  • ⑧ 消火器や救命胴衣などの非常用機器を正当な理由なく操作・移動・損壊する行為
    出典:ベリーベスト法律事務所 那覇オフィス

以上です。

私はアシアナ航空をよく愛用し、過去10年の間、搭乗を30回以上しましたがトラブルにあったことが一度もないので、今回のニュースを見て驚きました。

搭乗中にトラブルなく快適な旅行にするためにも、規則を守り、お互いに声をかけ合って防犯そして事故防止に努めたいですね。