韓国在住のここまるです。
今回の記事は韓国にもある「韓国の漢字」について紹介していきます。
韓国語を学んでいる方なら、韓国の漢字文化の存在を感じている方も多いのではないでしょうか。
この漢字のおかげで東アジアの文化、相互の理解を深められると言っても過言ではありません。
特に「日本人が韓国語を学びやすい!」と感じる理由はまさに漢字の力です。
韓国の文字のハングル約70%の語源が漢字語なので、私たちが知らない単語のはずなのに「なんとなく分かる」という感覚がわくのはそのためです。
逆に韓国人が日本語を理解する時にも役立つのがこの漢字です。
韓国の漢字文化のおかげで韓国人が日本文化も理解しやすくなるのです。
そこで今回は日本の文化でもある漢字の素晴らしさを一緒に再確認してもらえればと「韓国語の漢字」について紹介していきます。
この記事は以下の内容です。
・韓国の漢字文化
・韓国の漢字検定検定
・韓国の漢字の学習方法
・韓国の漢字学習の体験レビュー
・漢字検定試験の体験レビュー
この記事は以下のような方におすすめですよ。
✅韓国語を学ぼうか迷っている方!
日本人にとって韓国語の学習はとても楽しいです。
文法や語彙も似ているものが多く、近い国なので旅先でコミュニケーションを実践できる面白さがあります。
✅韓国在住で、お子さんの漢字教育を迷われている方
韓国の漢字と日本の漢字はほぼ同じです。
お子さんの母国語で韓国語の場合で、日本語や中国語の学習も考えるなら・・。
韓国の漢字語を学ぶことで、将来必ず役に立つことがあるはずです。
漢字は、日韓バイリンガルには大切な学習の一つです。
以下の記事も一緒に参考にしてくださいね。
韓国でバイリンガル子育て
✅韓国の漢字文化が気になる。
東アジアを結ぶ大切な文字「漢字」が韓国でどんな存在なのか?
子どもたちはどんな風に漢字を学んでいるのか現状をお伝えします。
ではさっそく、日本と韓国で使う漢字を見ていきましょう。
Contents
【韓国の漢字】韓国の漢字文化
韓国で使われる文字と言えば、ハングルです。
韓国語はハングルの文字24個を組み合わせるだけなのでアルファベット27文字よりも少なくシンプルです。
1446年にハングル文字が誕生して以来、韓国ではハングルそして漢字語がつかわれていましたが、1970年に漢字廃止の政策によりさまざまな紆余曲折が繰り返され現在では日常生活において漢字を使う機会が激減し学校教育においても漢字の学習が廃止されたままです。
学校教育で漢字を学んでいた世代は漢字への抵抗感が少ないですが、現在の社会の雰囲気は漢字への関心が薄れ漢字を知らない若者が急増しています。
学校で漢字を学ばないため小学生たちも漢字を知らない子たちがたくさんいます。
「教育そして社会からも消え去りつつある漢字」は、社会に出ても使う機会がないため
「なぜ漢字の勉強をするの?」
という意見もありますが、その反面漢字の重要性を訴える声もあり学校の放課後授業や通信教育で漢字を学ばせるケースも見受けられます。
韓国の漢字
ここ近年、世界中で韓流ブームやk-popの人気で韓国語を学ぶ人たちが増えています。
「ハングル文字はシンプルだから始められそう!」
という声もよく聞きます。
日本でも韓国語を学ぶ人が増えていますが、漢字文化を持つ私たちならこのハングルの24文字を覚えてしまうと、
「なんか日本語と似てない?!」
と楽しさを感じるはずです。
ハングルの語彙には漢字語が多く含まれているので、日本人が韓国語を勉強するときも漢字語のおかげで単語が頭に入りやすいのです。
韓国語で漢字のことをハン(漢)チャ(字)한자と言います。
日本では簡略化した「新字体の常用漢字」、
韓国では簡略化せず「旧字体の漢字」をそのまま使っているのが特徴です。
どんな違いがあるか例を見てみましょう。
日本の漢字 | 韓国の漢字 | ハングル |
気 | 氣 | 기(キ) |
国 | 國 | 국(クック) |
満 | 滿 | 만(マン) |
伝 | 傳 | 전(チョン) |
会 | 會 | 회(フェ) |
軽 | 輕 | 경(キョン) |
青 | 靑 | 청(チョン) |
漢字語で覚えられる韓国語
韓国語の学習をするなら漢字語の助けを借りることをおすすめします。
漢字を知っている日本人だから、漢字を元にした単語にあたると、日本語の発音となんとなく似ているのですんなり覚えられることがあります。
漢字を読むポイントとして・・・
漢字1文字=ハングル1文字なので、日本語のように訓読みや音読みがないので複雑ではありません。
以下は学習に関する語彙です。
科 目 (クァ モク과목)
国 語 (ク ゴ 국어)
数 学 (ス ハク 수학)
英 語 (ヨン オ 영어)
社 会 (サ フェ사회)
科 学 (カ ハク 과학)
美 術 (ミ スル미술)
音 楽 (ウ マク음악)
暗 記 (アムギ 암기)
計 算 (ケ サン 계산)
以下の語彙は、日本語と同じまたは、似たような読みをします。
料理 (ヨ リ요리)
温度 (オン ド온도)
簡単 (カン タン간단)
市民 (シ ミン시민)
記憶 (キ オク기억)
無視 (ム シ무시)
時期 (シ ギ시기)
助手 (チョ ス조 수)
人気 (インキ 인기)
満足 (マン ジョク만족)
約束 (ヤク ソク약속)
漢字と韓国語の読みを見てすでにいくつか覚えてしまえそうですよね?!
韓国の漢字検定試験
漢字の学習をするようになると、年に3回~4回行われる「漢字検定」の試験を受け、自分の実力を確認し上の級を目指すようになります。
日常生活で漢字を使わないので、覚えても忘れてしまうことを防ぐため試験を受け繰り返して漢字に慣れていけ自信がつきます。
韓国の漢字検定試験を受けるなら、試験機関(団体)を選択することからはじめます。
漢字試験を運営する機関は、1つではないので自分でどの漢字試験を受けるかを選択しなければなりません。
代表的な機関の漢字検定機関は以下のとおりです。
この機関以外にも、まだたくさんあります。
- 대한검정회
(テハンコンジョンフェ 大韓検定會) - 한국어문회
(ハングッオムンフェ韓国語文會) - 한자교육진흥회
(ハンチャキョユクジンフンフェ漢字教育振興會) - 대한상공회의소
(テハンサンコンフェウィソ大韓商工会議所)
試験機関によって難易度、試験を受ける時期や級の数なども様々なので、どの機関の試験を受けるかを決め次の級を受けるときも同じ機関の試験を受ける場合が多いです。
級ごとの漢字の数
漢字検定は一番簡単な級が8級で、だんだん数字が下がるほど難易度が上がり上級は1級そしてその上の師範があります。
これは、한자교육진흥회(ハンチャキョユクジンフンフェ漢字教育振興會)の級別表です。
初歩の8級~5級までは以下の通りです。
級 | 8級 | 7級 | 6級 | 準5級 | 5級 |
合計 | 50字 | 120字 | 170字 | 250字 | 450字 |
選定漢字 | 30字 | 50字 | 70字 | 250字 | 300字 |
教科書、 作業郡別 実用漢字語 | 20字 (13単語) | 70字 (43単語) | 100字 (62単語) | 100字 (62単語) | 150字 (117単語) |
準4級~師範までです。
級 | 準4級 | 4級 | 準3級 | 3級 | 2級 | 1級 | 師範 |
合計 | 700字 | 900字 | 1350字 | 1800字 | 2300字 | 3500字 | 5000字 |
選定漢字 | 500字 | 700字 | 1000字 | 1300字 | 2300字 | 3500字 | 5000字 |
教科書、 作業郡別 実用漢字語 | 200字 (139 単語) | 200字(156単語) | 350字(305 単語) | 500字(436 単語) | 500単語 | 500単語 | 短文、 漢詩 など |
8級、7級の漢字の例
漢字検定試験を受けなくても、漢字検定の教材に沿って漢字を勉強すると語彙の知識、さまざまな実用表現を学べるので読む力が育ちます。
これは8級レベルの漢字の一例です。
一、二、三、四、五、
月、火、水、木、金、土、日、
父、母、兄、弟、寸、女、小、中・・・
日本の漢字とほぼ同じですが、敎,國、學は日本の漢字とは異なります。
もうちょっと難しい7級レベルをみてみましょう。
日本の小学生が2年生に習う漢字がたくさん含まれています。
家、歌、問、江、車、
工、空、口、旗、氣、
記、男、内、農、答・・・・
壁にポスターを貼ったり、
一つ一つの漢字をめくりながら単語調形式で覚えたり、
タッチペンで漢字を読んだり、
学習の仕方もさまざまです。
準4級の漢字の例
準4級になると、漢字の量も増え難易度が高くなります。
「令」「例」「法」「兵」「奉」「富」「貧」「産」「賞」「商」・・・
日本語と似ている音もたくさんあります。
「例」례レ
「法」법ボップ
「奉」봉ボン
「貧」빈ビン
「産」산 サン
「富」부ブ
韓国の四字熟語です。
- 多々益善(다다익선 タタイクソン)
多ければ多いほど都合がよい。 - 明若觀火(명약관화ミョンヤククァンファ)
日を見るより明らか。 - 目不識丁(목불식정モッブルシクジョン)
1つも文字を知らない(無識者へ使う言葉) - 聞一知十(문일지십ムンイルジシップ)
1つ聞いて十を知る
韓国の漢字検定試験の内容
これは한자교육진흥회(ハンチャキョユクジンフンフェ漢字教育振興會)の試験対策用の教材です。
7級の試験問題の例を見ましょう。
試験の内容はすべて選択性です。
①漢字語と同じ発音探し
②ハングルを漢字語にしたものやその逆を選ぶ
③漢字語とハングルの結びつきが正しいものや、漢字語とハングルの結びつきが正しくないものを選ぶ
④漢字語と反対語の漢字や似ている意味探し
⑤漢字の読みや意味を選ぶ
問題例をみていきましょう。
「漢字の読みが正しいものを選ぶ問題」です。
일요일 午前 10시에 학교운동장에서 축구를 하기로 친구와 약속했습니다.
①오전 ②정오③오후 ④자정
答えは、①오전 です。
(오전は、オジョンと読みます。)
일요일 오전 10시에 학교운동장에서 축구를 하기로 친구와 약속했습니다.
イリョイル オジョン ヨルシエ ハッキョウンドンジャンエソ チュックルル ハギロ チングワ ヤクソクヘッスムニダ
日曜日午前10時に学校運動場でサッカーをすることを友達と約束しました。
「午前」という語彙を覚えるときに「午後」、「正午」などの他の語彙もまとめて覚え語彙力を高められるので、実用的です。
韓国の漢字の学習方法
漢字を知らない子供たちが増えていますが、漢字学習のメリットを知っている韓国の親たちは、漢字を習わせています。
「漢字を知っておくと読解力がつくと聞いて・・。」
「語彙力をつけるために漢字をはじめました。」
と学習の基本となる国語力を伸ばそうと漢字を始める場合があります。
漢字学習をすると、一文字一文字の漢字の成り立ちや意味、発音、読み方、熟語、同音、類義語、反対語、4字熟語、そして漢字が含まれたいろいろな文章に触れられます。
学校教育で漢字を教えていないため、「漢字を習わせたい。」と思ったら漢字を学ぶ環境づくりから始めます。
方法は、以下の3つです。
- 本屋で漢字検定試験の対策本を買って独学で学ぶ。
- 小学校の放課後授業の中で「ハンチャ」を選択する。
- 通信教育の教材を使い、自宅で学ぶ。
小学校の放課後授業については、詳しくは以下の記事を参考にしてくださいね。
韓国の小学校(放課後授業とは)
市販の本で漢字を学ぶ
本屋で漢字の本を買って勉強する方法があるのですが、韓国にも漢字検定試験があるので検定試験の本と、漢字ノートを準備し級別の漢字に慣れていく方法です。
「書き順が間違っていないか?」
「読み書きが合っているか?」
試験問題集に沿って、一文字一文字を声に出して読み、書き順を確認し、いろいろな文章をよみながら文脈を理解し、実用的な漢字の使い方を習得していきます。
漢字学習の進捗管理をするのはおうちの人です。
小学校の放課後授業でハンチャを選択する
小学校の放課後授業のプログラムは学校によってさまざまですがほとんどの学校にハンチャの授業があります。
週2~3回、40分の授業で漢字を学び習得する方法です。
先生によって使う教材、方法は異なりますが有資格者が漢字を教えてくれるので漢字の成り立ちや意味を説明してくれたうえで、個々の級に合わせた学習ができます。
低学年のうちは、時間の余裕があるので放課後授業で漢字学習は人気の科目です。
学習効果が高く、コストも安く済み、おうちの人が漢字を教える手間が省けるのが最大のメリットです。
通信教育の教材で漢字を習う
通信教育の教材にも漢字学習があります。
通信教育会社によって管理方法は様々ですが、チェヌン教育や公文では、自宅へ先生が週1回訪問をしてくれ選択した科目の個別管理をしてくれます。
出された漢字の宿題をこなし、週1回は決められた時間に先生が家に来て進捗管理をしてくれます。
先生が宿題と漢字の読み書きの確認をしてくれた後に、先生と親との面談があるので気になることがその都度アドバイスをもらい普段の学習に役立てていきます。
本人は、与えられた日々の宿題をこなし反復練習をし、進捗管理は先生にお任せできるので効果は抜群です。
韓国の漢字学習の体験レビュー
我が家は小1にあがってすぐに日本のうんこ漢字ドリル、七田の国語プリントで日本の常用漢字の学習を始めました。
しかし母国語が韓国語の子どもにとって日本の1年生が覚える漢字までは難しさを感じなかったのですが、2年生以降の漢字になると難しい文章も増えすぐに覚えられず効率がとても悪いと思うことがよくありました。
それと同じ時期に、学校の学習面において韓国語の語彙力や表現力が心配になることがあり「まずは(韓国語の)国語力をつけるために韓国の漢字学習をやろう」と思い切って日本語の漢字学習から韓国語の漢字語の学習に切り替えることにしました。
漢字の学習を日本語でするよりも、韓国語の漢字を通して語彙の意味、文章を読む力がかなり鍛えられました。
理解力が深まることで国語力を強化できたのは、今後もいろいろな面で役に立つと思うので漢字学習をして本当に良かったです。
市販の本で漢字を学ぶ
韓国の本屋で韓国の漢字検定試験対策本を購入し学ぶ方法は、一番コストが安く済む方法です。
でも書き順、読む練習、正しく理解しているかを教えるのはすべて私(親)の役目です。
8級から5級まではこの方法で漢字学習をし定期的に漢字検定試験を受けてきました。
8級、7級、6級・・・
8級、7級までは、日本語の本の読み聞かせや日本の教材でも漢字に慣れてきていたので、それほど苦労なく覚えることができました。
6級、準5級、5級と難しくなるほど反復練習の時間が増え負担感が増え根気と十分な理解度の確認が不可欠でした。
勉強をする本人も大変でしたがハングルと漢字交じりの読み書きの確認をしながら進捗管理をする私も韓国語の知識が広がりましたが、本音を言えば「一人で正しく覚えてくれたら・・」と思う時もありました。
これは5級の漢字表ですが、試験直前になるころには教材はボロボロに。
教材がボロボロになるころには、私も体力的にヘトヘトになっていました。
準5級そして5級は思った以上に大変でした。
漢字試験の教材で、一文字一文字漢字を暗記するよりも実用的な表現で覚えていくほうが覚えがよかったので紹介しますね。
例えば・・・
「5月은 가정의 달입니다.」
ハングルだけで書くとこうなります。
오월은 가정의 달입니다.
オウォルヌン カジョンエ タル イムニダ
オウォルは、オが数字の5、ウォルが月だと分かれば他の月も同じように数字と漢字を思い浮かべることが簡単になるのです。
5月 オウォル(오월)
家庭 カジョン(가정)
月 タル(달)
韓国では、5月は「子供の日」「父母の日」があるので家族の月と呼ばれています。
「우리 학교의 교훈은 正直 입니다.」
우리 학교의 교훈은 정직입니다.
ウリ ハッキョエ キョフンヌン チョンジク イムニダ
私たち ウリ(우리)
学校 ハッキョ(학교)
教訓 キョフン(교훈)
正直 チョンジク(정직)
そして、漢字の書き順や、意味が分かると、日本語の学習も抵抗感が減るので韓国語での漢字語学習はとても効果的だと分かりました。
漢字は、声に出して読むことが基本になるので「読み間違いがないか?」を常に注意して確認しないといけません。
また漢字の書き順、文章を読み実用的な全体の文脈を理解していなければ説明も必要です。
何度も繰り返し慣れさせていくのですが、覚えては忘れての繰り返しでいろいろな文章に入った漢字を読む練習が欠かせません。
「学校教育で基礎の漢字だけでも教えてくれたらいいのに・・」と何度も思う時がありました。
公文で漢字を学ぶ
漢字検定試験5級に合格した後は私が疲れ果て、準4級の漢字の量と難しさに通信教育の公文に頼りました。
公文(구몬 クモン)
「公文学習」には3か月ほどお世話なりましたが5つのメリットがありました。
①毎日宿題が出されるので反復練習をするので覚えた漢字を忘れない
②実用的な表現をたくさん学べる
③書き順、読み書き、漢字一文字の意味だけでなく他の漢字と組み合わせたときの漢字の読み書き、語彙の意味を幅広く学習できる
④レベルに沿って学習するだけで自然に漢字を覚え実力がつけられる
⑤先生が週1回家に訪問し、進度、理解度の確認をしてくれる
教材費込みで、月28000ウォン(2800円)。
週1回、15分~20分程度ですが先生が自宅に来てくれて読み書きの進捗管理をしてくれるので効率よく上達できます。
「漢字は公文がいい!」
私がなんの苦労もせずに、子どもが宿題をこなしながら漢字を正しく覚え慣れてくれたので助かりました。
「先生にお任せがこんなに楽だとは・・・。」
子どもも、先生から出された宿題は毎日欠かさずこなしていました。
この公文学習のおかげで、準4級にも無事合格できたのですから感謝です。
韓国の漢字に慣れておくだけで、日本語の勉強も楽になります。
なぜなら漢字を見ても負担が軽減でき意味が分かるのであとは日本語の読みを学ぶだけでいいからです。
漢字の基礎さえ身につけば、JLPT(日本語検定)も5級、4級は家ですこしづつ練習し、本格的に3級、2級の学習から始められそうです。
韓国の漢字検定試験を受けて
今年に入って準4級の準備を始め、夏に漢字検定試験を受けました。
公文の漢字学習を3か月していたので대한검정회(テハンコンジョンフェ 大韓検定會)の試験検定を勧められ割引も受けて公文のログインサイトから試験申請をしました。
コロナ禍で「試験はどうやってやるのかな?!」と心配していたのですが今年の受験は各自の家でパソコンとズームを利用しての受験でした。
試験の15分まえに決められたログインIDでズームに入り出席をし、受験中は席を動けず、ズームで問題を解く様子を映しながら監督官の管理のもと自宅で試験を解きました。
監督の声や質問をする他の子たちの声も聞こえ、まるで教室にいる雰囲気そのものでした。
私は他の部屋にいたのですが試験中、私の友達から電話がかかってきて大笑いをして話をしてたのが、ズームの受験中に響き渡ってたいようで後で子どもに「うるさかったよ。」と言われて冷や汗がでました。
初体験のズームでの試験を体験しその夜に合格結果を試験のサイトで確認し4問間違いましたが準4級の合格を確認できました。
本人は「次は、4級に挑戦したい!」と新たな目標ができたようです。
最後に
今回は、韓国の漢字文化、漢字の学習や漢字検定試験についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
現在の韓国社会では漢字文化は消え去りつつあり検定試験の受験者数も減少傾向です。
日常で、漢字を使うことがないので、意識して見たり読んだりしないと忘れるのも一瞬です。
日本語、中国語に興味を持った時に伸びが早いし、韓国語の理解を深めるのにも漢字が結構役に立つのです。
漢字を知らない子供たちを見ると、なぜか残念でたまらなくなります。
東アジアの唯一の共通の文字の漢字を知っていれば、「もっと近隣の国の人たちと交流が進み理解を深められるのになあ・・。」と。
日本にはたくさんの韓国人が留学生がいますが、優秀で勤勉な学生が多いのですが、私も子どもに日本語を教えながら「漢字交じりの日本語がどれほど難しいか・・」痛感するようになってからは、日本へ留学している学生たちへ敬意を感じずにはいられません。
我が家が漢字を習うのも日本と韓国の文化を共有するための手段の一つでもありますが、たくさんの人に漢字の素晴らしさを改めて感じてもらいたいと願います。
ひーりんぐまっぷが、視野を広げるきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。