実録!韓国の子育て・教育

韓国で育てた子供の9つの特徴!日本の子育てとの違いも紹介

家のそばの商店街を通るとBTSの曲が鳴り響く韓国で日韓ハーフのトライリンガル育児をしているここまるです。

「育った環境が子どもの人格に大きな影響を与える」と言うのを聞いたことがありますが、本当にその通りだと思います。

子供が生まれたときから日本語で話しかけ絵本を読んでいますが、ここは韓国。

「韓国で子育てすると、子供がどんな風に成長していくのかな?!」
と思われる方も多い方と思います。

韓国社会で、韓国の教育をうけ取り巻く言語は韓国語の環境で生活をしていると、私がどんなに子供に日本語で話しかけ、日本の文化を伝えても与える影響はごくわずかだろうなあと思う時があります。

そんな韓国での子育てで感じる「韓国で育てた子供の特徴を9つ」紹介していきます。



日韓ハーフの子供を育てながら感じる子供の特徴

韓国で育った日韓ハーフの子は、韓国社会の影響を強く受けています。

国際結婚をして生まれた子供は、生まれたときから二つの文化を共有することになりますが、親の国籍、住む場所、家庭環境、家庭教育、受ける教育によっても特徴が違います。

我が家は「母親は日本人、父親は韓国人」なので日本と韓国の二つの文化をベースに成長していますが、韓国で暮らしているので子供の行動や態度が日本人とはちょっと違うなあと感じることが良くあります。

そこで、韓国で育てるとどんな風に日本の子と違うのか9つの特徴を説明していきます。

これを読むと日本との子育てとの違いも見つかるはずです。

是非、最後まで楽しく読んでくださいね。



1.韓国では親にも丁寧語を使う?!

韓国では「親子の上下関係がはっきりしている。」と言うのを聞いたことがありますか?

昔から韓国では「子供が親に対して敬語を使う」風習があります。

でも最近は家族構成や家庭環境も多様化しているので「友達のような親子関係」「子供が親に敬語を使わない。」という家庭も増えています。

我が家では・・・
子供が成長するごとに親に敬語を使う頻度が増えています

何気ない言葉は敬語ではないのですが、意識して話すときはほとんどの場合で敬語を使います。

例えば・・・

  • 子供の部屋から私を呼ぶ時
    「엄마 지금 와주세요.」オンマ チグム ワジュセヨ(ママ 今 来てください。)
  • 本人の意思を聞いた時
    「싫어요.」シロヨ(嫌です。)
  • 私が食事をしないで他のことをしている時
    「엄마도 드세요.」オンマド ドゥセヨ(ママも召し上がってください。)
  • 主人がテレビを見ながらうとうとしていると
    「아빠도 빨리 주무세요.」アパド パルリ ジュムセヨ(パパも はやく 寝てください。)

自分の子が韓国語で私に話しかけてくるだけでも不思議なのに、優しく敬語で語られるとなぜかうちの子が、魔法にかかったかのように光って感じるときがあります。

なぜなら子供が私に使う言葉にはやさしさや、配慮を感じるからです。

敬語の頻度が増えるのを見て、私が自分の態度や行動に反省し我に戻るときがあるのですが、親子で尊敬や、思いやりが含まれた敬語を使うと、いろいろな相乗効果が生まれます。

2.カップラーメンの食べ方が韓流スタイル

韓国はカップラーメン世界1の消費国です。

我が家は子供が小学生に上がるまでラーメンを食べさせませんでした。

でも習い事の教室で「ラーメンパーティ」がよくあったので、あちこちで子供はカップラーメンを食べる経験を重ねていたのです。

そして、こんなこともありました。

お友達の家族と一緒に1泊で旅行に行ったときのこと。

そのお友達のママが、朝起きてカバンをごそごそしながら「朝ご飯はこれ食べよう。」とカップラーメンを出したのです。

「えっ。?!朝にカップラーメン?!」

と目が飛び出そうにびっくりしたのは私だけで、子供たちはみんな喜んでカップラーメンを食べていました。

テレビを見ながらおいしそうにラーメンを食べている様子を見ながら「簡易食、非常食のカップラーメンをこういう使い方するんだぁ!」と一人心の中で驚いたものです。

そして、韓国ではキャンプでもラーメンをよく食べます。

あちこちでラーメンを食べながら、うちの子も好きな銘柄のカップラーメンを見つけ、韓流スタイルでカップラーメンを食べるようになりました。

娘が無意識に足を立てて、カップラーメンのふたを丸めラーメンを冷まして食べているのをみるとまさに韓国人です。

3.日本語よりもハングルが好き

日本語を使う量が少ないので、当然のことですが日本語よりも韓国語が楽なようです。

日本のアニメを楽しく見れても、ひらがな、カタカナ、漢字が混ざる日本語で書かれた本はハードルが高くなかなか手が行きません。

うちの子は、母国語が韓国語なのでハングルが上手で発音も完璧で、日本語は聞き取りが一番得意で、読むこと、話すことはまだまだ苦手です。

使う頻度と比例して日本語はまだまだですが、本人は「自分は日本語が上手だ。」と日本人としての自負があります。

日本に行くたびに店の店員に日本語で堂々と話かけ、いろいろな人に「おっ。日本語うまいね~。どこの国から来たの?」とほめられ喜れ本人はすごく嬉しそうです。

でも、自分が日本人だと思われていないことには気づいていないようです。

4-1.韓国のサービスに慣れすぎている

日本のサービスには、「おもてなし」という言葉がありますが、韓国のサービスは、お得感を感じたり、おまけや特典が多いので、私たちは優遇され得した気分になります。

例えば食堂では・・・
食堂で、外人が驚く無料のおかず。
いろいろなおかずが出てくるのは韓国の食文化ですが、子連れだと子供が好きなおかずを出してくれたり、飲料水をサービスしてくれるところもあります。

塾では・・・
塾や道場でピザやチキン、アイスクリームを買ってもらったり、習い事先の近くの食堂でノリマキやトッポギをごちそうになり、お腹いっぱいになって帰ってくるのを見ては、「韓国の子は裕福だなあ。」と思ったものです。

買い物をすると・・・
1+1(ワンプラスワン)と言って、1つ買うともう1つ無料で同じものをもらえるお得な割引サービスがあります。

化粧品でも、食料品、洋服、ハンバーガだって目玉商品やセールでは、ワンプラスワンが当たり前です。

このようなサービスに慣れている子供は、日本に行くと「なんでワンプラスワンがないの?」と不思議がります。

4-2.子供にやさしいサービスが多い

そして韓国での子供に対してのサービスとして、日本とは違う点があります。

それは・・・
マニュアルではない自然なコミュニケーションや優遇があるという点です。

サービスというよりも、韓国人は子供慣れしている人が多く店員が気さくに子供に声をかけてくれたり、子供の気持ちになって対応してくれるので、自然と雰囲気が和み「また行きたい!」と思ってしまうのです。

「どこから来たの?」

「何歳なの?」

「おつかいに来たんだね!?えらいねえ。」

と些細な会話から居心地が良くなり、つい「またあの店にいこうか。」となります。

日常生活でも、子供が困っているといろいろな人が手を貸してくれたり声をかけて助けてくれますが、「子供を見守ってくれる雰囲気」は、韓国のいい風習としてこれからもなくならないでほしいなあと思います。

5.どこででも踊れる

子供向けのイベントや行事に行くと進行の途中で、司会者がノリノリのk-popを流し、「舞台に上がってきてダンスをしたら、プレゼントをあげるよ。」と子供たちを舞台に上がらせ観客と一緒に盛り上がる企画をよく見ます。

うちの子も、慣れたもので舞台に上がり、音楽に合わせて踊りだしますが、盆踊りを変形したようなへんてこな踊りしかできないので、毎回プレゼントはもらえません。

それでも参加する熱意と、どんな時でも人の前に出て踊れるのを見て「誰に似たんだろう?」と不思議に感じます。

ダンスが文化の韓国では、あちこちのお祭りや、行事でダンスが見れます。

2021年に小学生に流行ったミュージックビデオについて紹介したサイトもあるので、興味がある方はこちらも読んで見てくださいね。

ミュージックビデオはこちらからです。
うんちふんじゃった

6.ケンチャナヨ(大丈夫!)細かいことを気にしない

韓国の暮らしのなかで、私は「韓国のケンチャナ精神(大丈夫!)」を日ごろから経験し、トラブルにあったり、混乱することがあります。

でも育児においては、メリットが多く、子供が外でぐずってたり、うるさくても「子供だから仕方がない。」と大目に見てくれたり、失敗をしても「ケンチャナヨ。」と細かいことを気にしない風潮があります。

「子供なんだから仕方がない。」

「子供は言うことを聞かないから子供なんだよ。」

「失敗するのが当然なんだから、そんなに謝らなくていいんだよ。」

と、いろいろな場面で、真剣に悟られたことがあります。

子供の目線に立って臨機応援に対応してくれる人が多いせいか、うちの子は自由であまり細かいことを気にしません。

近くのスーパーや文房具屋に行って小銭が足りなくても「いいよ。」と大目に見てくれます。(日本では小銭が必ず必要ですが、韓国の商店街などでは1000ウォン(100円)以下を切り捨ててくれることもあります。)

失敗しても、テストで0点を取っても・・・

うちの子は「ケンチャナヨ(大丈夫!)」と真顔で言うのを見て、「強いなあ」と感じることがよくあります。

7.負けず嫌い

韓国の子は、負けん気が強く言われたら言い返すぐらいの子が多いです。

目標を決めたら徹底的にそれを極めようと努力する人、ストイックで粘り強く鍛錬する完璧主義者、気が強い人、プライドが高い人が多いです。

韓国の競争社会や過去の背景の影響が大きいようですがそのような社会の雰囲気は子供たちにも影響を与えています。

韓国の子供の言葉の強さ、気の強さ、態度、表情は日本の子供とは異なります。

友達に「お前なんでできないの?」と言われれば、うちの子は「は?できないんじゃないよ。やったことがないだけだよ。」と普通に言い返すのを見て私がぎょっとすることがあります。

学校での生活でもこんなことがありました。

歴史や領土問題の授業を受けつづけると、「日本人は悪い奴らだ」と認識する子供が増えますが、ある日休み時間にうちの子の母親が日本人(私のこと)だと分かり、数人に嫌なことを言わたことがありました。

その時に、うちの子は言われっぱなしが我慢できずに、机をたたき怒って言い返したことがありました。

「역사는 역사야! 우리엄마는 우리 엄마야!」
「다시 말하지않으면 좋겠어.」

「ヨクサヌンヨクサヤ!ウリオンマヌンウリオンマヤ!」
 (歴史は歴史だ!うちのオンマはうちのオンマだ!)

「タシ マルハジアヌミョン チョッケッソ」
(2度と言わないで。)

なんの深い意味もなく言った相手の子たちを、かえって驚かせてしまい逆に気の毒に思った出来事でしたが、うちの子の気の強さもすごいものだと感じました。

8.おごったり分けることが好き

最近になって、職場や友達通しで割り勘をする人が増えてきましたが、私の周りでは、「割り勘にしよう。」という人は一人もいません。

今も人が集まると、誰か一人が代表してみんなの食事やコーヒーをごちそうします。

子供たちの場合は、学校帰りに友達と一緒に学校の前にあるスーパーや文具店、コンビニに集まり駄菓子やアイスクリームを買って食べます。

本来、学校にお金を持ってくるのは禁止ですが、放課後になると子供たちでにぎわっているのをよく見かけます。

うちの子も、学校帰りに友達に「アイスクリームを買ってもらった。」とおごってもらうことがあるのですが、その次の日になると「次は、僕がおごりたい。」とお金を持っていきその子にお返しをしてあげながらお互い仲良くなっていきます。

最近では子供たちは、現金を持たず銀行のチェックカードで買い物をする子が増えていて各自計算をする光景を見ます。

親が入金した分だけ、その銀行のチェックカードで決済できる仕組みなので子供は決められたお小遣いの中で自由にお金を使えます。

友達どおしでおごり合いながら距離感を狭め、親睦を深める方法は大人も子供も同じですが、逆にお金のトラブルが多いのもそのせいです。

分け合う文化を経験する

かつて昔の日本もそうだったように、助け合いや分け合う文化が残っている韓国では、子どもを通していろいろな物をもらってくることが多いです。

  • レストランに小さい子を連れて行くと、お店の人が幼児用のおかずを別に出してくれたり、食後にキャンディーやお菓子、飲み物をサービスでくれます。
  • 習い事や塾でも父兄や塾長からいろいろな物をもらってくる。
  • 幼稚園では、他のお友達からお菓子の詰め合わせやお餅、旅行のお土産などをよくもらいます。
  • 子どもの日やクリスマスは、学校、幼稚園や塾などあらゆるところから、いろいろなプレゼントをもらってきます。
  • 学校帰りに近所のおばさんに会って「アイスクリームを買ってもらった。」なんてこともしょっちゅうあります。
  • いつもいくカフェに子供を連れて行くと、うちの子のために無料でアイスココアと、ケーキを出してくれることもありました。

これは、近所の人に
「辛くないから、子供たちと食べて」
と分けてもらった手作りキムチです。


子供がいると、近所の人からももらうものが多いです。

いまでは自転車、本、おもちゃ、洋服、食べ物まで、近所の人と相互に助け合いながら過ごせることに感謝です。

9.韓国の子は肉好き

うちの子の友達のお宅では「うちは朝から焼き肉ですよ。」なんてお宅も多いのですが、我が家の夜ご飯は週3回は焼き肉です。

塾もかけもち、テコンドーも通えば、お腹も空きます。

サンギョプサルなどの焼肉をサンチュに巻いてごはんをもりもり食べていれば、口げんかも負けず、たくましくなるわけだなあと見ながら納得できます。

我が家では
野菜と一緒に食べるので、
肉だけを食べさせてません。

我が家の定番、野菜たっぷりのテジプルコギです。

前の日の残りものですが、朝から骨付きカルビ・・・なんてこともあります。

そしてキャンプに行って食べるものは・・・

やっぱり焼き肉です。

最後に

今回は、「韓国で育てた子供の9つの特徴!日本の子育てとの違い」について紹介しました。

国際結婚で生まれた子供は、生まれたときから二つの文化を持つ特権があります。
言葉も文化も二つ得られることで、世界観が広がりメリットもたくさんありますが、住む場所や育った教育環境の影響がとても大きいことが分かりました。

私よりも韓国語がどんどん上手になっていくわが子と一緒に視野を広げ、世界中の異文化を楽しめ理解できる人に私もなりたいです。

うちの子も、周りの人からたくさん愛情をもらい育っています。

韓国では、自分の子以外の子にも「くん」「ちゃん」をつけず呼び捨てで名前を呼ぶのですが、この「呼び捨て文化」が、大人と子供の距離を縮め親近感を持たせる理由の一つなのではないかと思います。

これから将来を担うグローバル世代の子供たちの未来が明るくなるように、私も今できることをして応援していこうと思います。

韓国の子育てについては以下の記事もぜひ読んでくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。