韓国の子育て・教育

韓国の小学生に人気の習い事5選とは?!子供に習わせて良かったリアルな体験談


 

韓国在住12年のここまるです。

今回紹介する内容は「韓国の小学生に人気の習い事」です。

独特な文化を持つ韓国の習い事について実際の体験談も含めて紹介します。

子供が小学生になるとママたち最大の関心は「教育」です。
その中でも「習い事!」に話題が集中します。

「習い事は何をしてる?」

「どこがいい?」

「システムや教育費はいくら?」

習い事を探すときは、ママ同士の口コミや情報をもとに、子供の可能性を伸ばせる教室を探します。

この記事では日本の習い事とは違う文化をもつ韓国の習い事の実情について、体験談を紹介しながら迫っていきます。

内容は以下の通りです。

  • 韓国の習い事事情を紹介
  • 韓国の小学生に人気の習い事5選
  • 韓国の小学校の放課後授業とは?!
  • 韓国の小学校の放課後授業のリアルな体験談

について詳しく解説します。

それではひーりんぐまっぷで、楽しい異文化体験をしてくださいね。



韓国の習い事事情

韓国の習い事は独特な文化を持っています

うちの子が小学生になったころから、日本とは違う韓国式の習い事のシステムに興味深々になりました。

韓国語では習い事(教室)・塾を全部ひっくるめてハグォン(학원) と言います。

ハグォンは、漢字で「学院」と書きますが、習い事の名称にハグォンをつけることでどんな習い事をしているか分かります。

例えば・・

ピアノ教室ならピアノハグォン(피아노학원)

ダンス教室ならデンスハグォン(댄스학원)

数学の勉強ならスハクハグォン(수학학원)

英語を学ぶならヨンオハグォン(영어학원)

運動に関してはスポーツの名称をいうだけでハグォンをつけません。

うちの子が幼稚園に入ったころから、周りの仲良のいい韓国人のママたちがいつもカフェでハグォンの話ばかりするのを見て、私はこのハグォン文化に興味を持つようになりました。

今回の記事では、韓国のハグォンの中でも習い事を中心に紹介していきます。

韓国の英才教育

子供の可能性を伸ばし育てたいと思えば、名門のハグォンが多く学区の良いエリアが人気です。

小学校の周りにもたくさんの習い事や塾があり、学校の中にも放課後に習い事ができる放課後授業(パンガフ방가후)があるので、私教育費をおさえ自己啓発をすることが可能です

超学力社会の韓国では「子供の将来のために!」できるだけ早い段階で名門大学に入る準備を始め親たちは時間もお金も惜しまず最善を尽くします。

教育熱心な親が多い韓国ですが、最近は「勉強も大事だけど、子供の才能を伸ばすことがもっと重要!」と考える傾向も顕著にみられます。

子供の才能を見つけるために「子供が好きなこと」「得意なこと」を探し、「それが勉強でなくてもいい。」と夢中になることをとことんやらせる英才教育も増えています。

例えば、子供がバイオリンが好きで向いていると気づけば・・・

学校のオーケストラ団に入らせ、それ以外に週3回バイオリンのレッスンに通い、週末は地域のオーケストラ団で自分の似た仲間たちと曲を作り上げる一体感やコミュニケーションを楽しみながら、講演や舞台に上がる経験をたくさんさせます。

小学校に上がり4年生ぐらいまでは、時間の余裕があるので子供の好きな運動や芸術系の習い事に複数通わせいろいろな経験をさせます。

そして5年生以降は本格的に中学、高校の勉強準備のために英語、数学、論述、科学などに力を注ぐため趣味や芸術系の習い事を減らす子が増えます

小学生の人気の習い事

小学4年生までは学校が早く終わるので複数の習い事に通うのが一般的です。

学校の門には黄色いバスが縦列し塾や音楽教室へ行く子もいれば学校のそばの教室に通う子、学校内の放課後プログラム(有料)に参加する子たちなど様々です。

たくさんのハグォンの種類があるので「何を習えばいいか?」と迷うこともありましたが、選択の基準は「子供がどんなことに興味をもっているか?」「子供の可能性をのばせるものはどれか?」という基準で選ぶと失敗しませんでした。

韓国の小学生の習い事で、圧倒的に人気なのイェチェヌン系(예체능계)です

イェチェヌン(예체능)とは・・
芸能と娯楽の意味のイェヌン(예능)と、体育の意味のチェユク(체육)を合わせた言葉で、音楽(楽器)、美術、運動などの活動を指します。

韓国では、音楽や美術に触れる傾向が強く「音楽」や「美術」などの文化を大切にします。
そして「イェチェヌンの趣味を持つと人生が豊かになる」と考える人が多いので子供にも体験させる機会をたくさん持たせます。

では詳しく見ていきましょう。

①楽器

韓国の小学生に人気の習い事と言えば、まずは楽器(アッキ악기)です。

代表的な楽器といえば「ピアノ」ですが、ピアノは音感を鍛えるだけでなく両手を使うことで脳を活性化させることができる定番の習い事です。

それ以外に人気の楽器は、管楽器のフルート、弦楽器のウクレレ・バイオリンです。
どれも持ち運びが便利で、扱いやすい楽器のため好まれます。

うちの子は、小学校1年生の2学期からピアノ教室に1年ちょっと通ったことがあるので体験談と一緒にここから、韓国のピアノ教室事情を説明していきますね。

韓国のピアノ教室は、毎日(週5回)通います。
月謝は10万ウォン~15万ウォン(1万円~1万5千円)

うちの子は、韓国の一般的なピアノ教室に通いましたが教室には5台のピアノがあり、各個室に分かれて1台ずつピアノが設置してありました。

生徒たちは、空いている小部屋に入って毎日30分~40分ほど練習し、最後に練習した曲を先生のグランドピアノで弾き指導をしてもらいます。

ピアノの練習もしますが、週に1~2回は楽譜を読む練習や、符読の教育も受け学校の音楽の授業対策もしてくれます

うちの近所だけでも個人が経営する音楽教室が8つあるので、生徒の争奪戦がとても激しいです。

  • ピアノの大会に定期的に出る教室、
  • 発表会をする教室、
  • 週1回は他の楽器を習える教室、
  • いろいろなイベントをする教室、

と各音楽教室では特色も違いました。

うちの子は運動が好きで飛び回って遊ぶ活発な子なので、集中力や落ち着いた時間をもち音楽の良さを感じてほしいと思いピアノを習わせました。

本人は最初は乗り気ではなかったのですが、仲のいい友達やうちに良く遊びにくる近所のお兄ちゃんやお姉ちゃんも通ってたので雰囲気を見て「やってみようかなあ。」と感じたようです。

たくさんある中で、ピアノ教室を選んだポイントは・・・

  • 家から歩いて3分という近さ
  • うちの子の仲いい子や、知っている子が多い
  • 週1回、ウクレレを学べる
  • ペアで引くピアノ演奏を体験できる
  • 月1回は、お菓子パーティをしながら楽器遊びや先生や、他の子の演奏を聞ける
  • 半年に1回は、教室で発表会をする

など音楽の世界を楽しむいろいろな体験ができると思ったからです。

うちの子が通ったピアノ教室では、通っている生徒だけが見れるサイトを通して、子供たちが1曲完成するごとにコメントをつけて動画を公開していました。

知り合いの子や、近所の友達の子の演奏動画を見ながら、
「タビニすごく上手になってるね。」

「ハジニヒョンが、ピアノ弾くとかっこいいなぁ。」

と一緒に見ながら参考にもなりました。

下は、仲のいい友達とペアで演奏した発表会の写真です。
二人で呼吸を合わせ何度も練習をして完成した曲なので、今でもこの時の動画は宝物です。

このお友達はピアノ上手でとても感性豊かな子だったので一緒に練習をしながら、うちの子はいい影響をたくさんもらっていました。

本人も「ジュンソと一緒に弾けて良かった。」
と言ってましたが、先生が写真や動画をたくさん残してくれたので、ピアノ教室のいい思い出が鮮明です。

「좋은 시간 보내세요.」
(チョウン シガン ボネセヨ いい時間を過ごしてください。)
と時折、先生が演奏した曲を動画で配信してくれることがありました。

家庭の事情で引っ越しされた先生が
「どうしてるかな。」
「元気かな。」
と子供の動画を見るたびに思い出します。

「やってみないと、楽しいか楽しくないかも分からないよ。」

と、やる気もなかった子にピアノを習わせ、毎日ピアノ教室に通いましたが結局、英語教室に通いはじめ、本人が通いたい「テコンドー」と週3の「サッカー」が優先になりピアノは、1年ちょっとでやめました。

私が「もうちょっと頑張ってみよう。」とピアノを週2回でも通わせていれば、もしかしたら今ごろは音楽の感性もグッと伸びていたかもしれません。

「楽しい!」とワクワク通う習い事もありますが、コツコツと練習を重ねてできるようになることで「自信がつき楽しい」と感じる経験も大切だと思います。

本人が嫌がる時は最初から始めませんが、親の後押しで始めた習い事でも、3年すぎると、基本が身につき変化を見れることが多いのでピアノもなんとか3年を目標に続ければよかったなあとちょっと後悔します。

②スポーツ

次に人気の習い事と言えば、韓国の国技でもあるテコンドーです。

テコンドーも、毎日(週5回)通う習い事の一つです。
月謝は12万ウォン~15万ウォン(1万円~1万5千円)

それ以外のスポーツで人気があるものといえばサッカー、剣道、水泳、バスケットボール、リズム縄跳び(k-pop縄跳び)などですがテコンドやーサッカーは特に男子に人気です。

現在、うちの子もテコンドーに通っていますが、いい点が5つあります。

  • 体が鍛えられます。
    毎日、夕食の前に近所のテコンドーに毎日歩いて行きます。

ストレッチを十分にした後に、走ったり縄跳びを飛び、基礎体力をつける運動を日ごとのプログラムに合わせて全身をくまなく動かすので、体力がつき体つきもしっかりしてきました。

  • 礼儀、作法を学べます。
    心も体も鍛えられるのは運動の素晴らしさです。
    礼儀、作法、お互いを尊重する態度や姿勢を学び、心も鍛えられます。
  • 仲間たちと遊び仲間になれます。
    週末になるとテコンドーの仲間と外で遊びます。

年齢もみんなバラバラですがみんな体を使うことが好きなので、ゲームよりも外でサッカーをしたり、今は水鉄砲持参で、鬼ごっこをして何時間でも楽しく遊ぶのをみてテコンドーに通わせて良かったなあと大満足です。

  • テコンドー道場は、子供にとってオアシスのような存在です。
    みんなが大好きな場所で、仲間同士の連帯感や協調性も生まれます。
  • 審査で進級し帯の色が変わるたびに自信感が芽生えます。
    「黒帯になりたい!」と目標があるから、頑張れます。

進級すると新しい帯をつけた子供の写真とお祝いのメッセージを館長が送ってくれるのですが、マスクをしてても子供の嬉しい感情が写真から伝わってきます。

館長は、子供たちが運動している様子を動画配信してくれますが「体を動かし生き生きした様子」、「元気いっぱいの声」を聞くだけで私たちが力をもらうほどあふれるエネルギーを感じます。

태권도(テコンドー)は、段級制度のため帯の色で級が分かるようになっています。
テコンドーの帯は、8種類が基本ですが道場によって色は若干異なる場合がありますが基本は白帯から始まり道場で審査を受けて最終的に黒帯を目指していきます。

上の子は去年名前入りの黒帯をもらい「続ければできるようになる」という自信感を持つようになりました。

下の子は茶色帯ですが、「黒帯をもらいたい!」と楽しく通っています。

うちの子が愛するテコンドーは、「永遠に続けたい!」というほど好きで楽しんでいますがテコンドーに行く楽しみは他にもあるのです。

始まる30分前に仲間たちが集まってポケモンカードで遊ぶのがお決まりで、いつもテコンドーのカバンの中にはポケモンカードもたくさん入っています。

そんな憩いの時間もあるテコンドーは高学年になるとやめる子がほとんどなので、通えている間に十分満喫してもらえればと思っています。

③美術、絵を書く

楽器、スポーツと並び表現力を磨く美術教室は、男女問わず人気です。

最近は、フランチャイズの美術教室が増えていて、決まったカリキュラムに沿って5感を使いながら創造力、感受性を伸ばせ現代社会に合わせたプログラムが特徴です

そして、「男性の講師が教える男の子のための美術教室」も人気です。

子供の意見、主張に合わせ授業内容を決め、男の子ならではの情緒や行動を理解しながら男性講師のリードで好奇心が膨らむ作品を作り上げていく個人レッスン型の授業です。

幼稚園児のころから美術教室に通う子も多い韓国では小学校に入ってからも時間に余裕があれば美術教室に通い準備された道具や材料をもとにさまざまな体験をし芸術的な感性を育てていきます。

これはうちの子が、学校の放課後授業の「美術教室」で描いたものです。
先生がトラのイラストを見せて、本人が選んだものを真似して描いています。
後ろの背景は「自由に想像して描いて」と言われたとのことです。

絵を描く技術を学ぶことも重要ですが、いろいろな材料や道具で五感を刺激し家でできない体験をさせ創造力、感受性を伸ばすのが目的です。

小学生のときに美術教室で楽しい記憶が残っている子たちは、大きくなるとまた「美術教室に通いたい。」と「大人の美術教室」に通いだす場合があります。

④科学のクラス

想像力の基盤と言われる科学教室は、「なぜ」から始める実験や課題を通して創造力、思考力、探求心、問題解決力を伸ばせるよう論理的に説明・発表するところまでが一連となったプログラムが人気です。

私の周りでも科学教室に長年通っている子たちがたくさんいるのですが、家や学校でできない実験や好奇心を刺激する授業が面白くて仕方がないようです

韓国には科学教室がたくさんありますが、特に全国展開している와이즈만(ワイズマン)のプログラムは、子供たちが「楽しい」と感じる新体験を通して数学的、科学的な思考力を育てていけます。

⑤英語

日本でも人気の習い事に、「英語」が入っていますが韓国では英語は選択ではなくほとんどの小学生が英語を習っています。

英語ハグォンは、韓国の習い事には欠かせません。

特に英語教室の数は、世界一?と感じるほど全国のあちこちにあります。

学校では、小学校3年生から英語の授業が始まりますがそれよりも前に英語に私教育で英語力の土台をつくり小学生のうちに中学校のレベルまで英語をマスターさせます。

英語教室の選び方も様々ですが、以下の内容も選ぶポイントです。

  • ネィティブの先生がいるか?
  • 英語の発音が正しくみにつくか?
  • 子供の成長レベルに合わせたプログラムがあるか?
  • 文法にきちんと力をいれているか?
  • 講師たちの質や経歴は?
  • 塾長の方向性や考え方に共感できるか?

などをポイントに選択をしているご家庭が多いです。

学校の放課後授業のプログラムが人気

韓国の小学校には、放課後授業プログラムというものがあり、学校内で自己啓発ができる優良のプログラムがあります。

放課後授業については、以下記事を読んでくださいね。
放課後授業

【放課後授業】バイオリン教室のレビュー

幼稚園で「バイオリン」をプログラムに入れていることが多い韓国。
うちの子も、幼稚園で3年間バイオリンを習い、これからも趣味で続けられたらと週3回の放課後プログラムで続けています。

バイオリンは、近所の子(小6)が以前使ってたものを譲ってくれました。

お子さんは男の子ですが現在オーケストラ団に所属し今は個人レッスンを受けています。
家族みんな楽器を趣味にしているご家庭で、うちの子がバイオリンを学校で習おうと思っていると話したところ、「よかったら使ってください。」と譲ってくれたのがこのバイオリンです。

韓国では幼稚園でバイオリンのプログラムを取り入れているところが多いのですが、うちの娘も、幼稚園の3年間でバイオリンの基礎を身につけました。

そして小学校に入学し小1の2学期からバイオリンに週3回通っています。

「最初はバイオリンを習いたくない。」と言っていたのですが、なんどか説得をして通うようになりました。

先生がとても熱心な方で、子ども達をかわいがってくれることもあり、このまま6年生まで通ってもらえればと思っています。

バイオリンが好きで、楽しく練習をしているので「音楽の楽しさを感じてほしい。」と願い通わせています。

本来15人のクラスですが、人が少ない時間帯に通っているので、4人の生徒たちと一緒に練習をしています。
個別の指導も受けられ上達が見られるので通っていますが、目に見える大きな変化が見えていません。

一般のバイオリン教室と比べて費用も3分の1以下なので、「実力も3分の1しかつかないのかなあ。」と思う時もあるほど、スキルのつき方が弱いのが正直なところです。

「少しづつでも力をつけてもらいたい。」と気長に見守っていますが、本格的に身につけ上達させたいなら個別のケアをしっかりしてもらえる一般のバイオリン教室がいいです。

美術のクラスのレビュー

学校の放課後授業では週3回、40分のクラスで多様な材料を使いさまざまなテーマに合わせた創作品を完成させます。

時には休みながらでもいろいろな体験ができる美術クラスに6年間通えば相当の応用力と技術、感性が育ちます。

下の絵は、初めて参加した美術のクラスで描いた絵です。

8歳の娘が描いた絵ですが、「最後まで自分で描いた!」という達成感と嬉しさで満足しています。

円を書けると、いろいろな応用ができます。
人間の顔、車、地球や、ボールなども書けますよね。

子供たちは、筆を持ち始めるとすごい集中力を発揮し、自分の世界に没頭します。
まさに普段できないことを体験し自分を発見する時間が美術の時間なんだなあと感じます。

科学のクラスのレビュー

科学プログラムも複数ありますが、ロボット、ドローン、科学実験、コンピューターなど細分化されています。

ロボットやドローン科学はまずは概要を学び、理解したうえで説明書を見ながら自分で組み立てをし完成させます。

科学実験では植物を育てたり、ミニ扇風機、動く恐竜、イースト菌を使ってサイダーを作ったり日常のものを使い様々な体験をしていきます。

先日は、魚について学んで来ました。

魚の知識をテキストを使って学んだあとに模型を作って持って帰ってきましたが、尻尾を横に引っ張ると・・魚さんの内部が見えて魚の内臓の名称を教えてくれました。

人気がある放課後授業の科学は、「楽しい!もっと知りたい。」がたくさんある場所です。

漢字のクラス

韓国語の約70%は漢字語から来ていると言われていますが、小学校では漢字の併用表記を廃止したので、漢字を習いません。

最近の子は、漢字を知らないだけではなく興味もありません。
韓国には、漢字検定試験もあるのですが年々受験者も減少していると言うほど漢字離れが深刻です。

私は、漢字を知っていると韓国語の意味も理解しやすく国語の読解力にも助けになるので、絶対に学んでおいた方がいいと思っています。
しかもアジア共通の文化の漢字を理解しないのは、もったいないです。

我が家では、子供が1年生になったときから日本と韓国の漢字を学びはじめ韓国漢字検定は5級まで合格しましたが準4級からは漢字数が増えることもあり前回の冬休みに1か月だけ放課後授業で「漢字」を受講させました。

その時の漢字のクラスの先生はベテランの先生でとても包容力があり丁寧で温かい先生でした。

なにより漢字の成り立ちや意味などを丁寧に説明してくださり、しっかり知識を学べていると感じました。

私が家で教えるとただ暗記の確認をするだけですが、資格がある先生に習うと、1つ1つの漢字のつながりや意味を学べるので理解が早く漢字を覚えるスピードも速くなります。

他の子たちと一緒に学ぶことで競争意識も芽生え、頑張った分だけ先生からポイントがもらえる制度が子どもの好奇心を刺激させたようです。

1か月通い終わったころにはポイントでマスコットを手にし「もっと通いたい!」と言ってたほどでした。

これは韓国語検定の教材を使って、準4級(400語)の漢字を学ぶことになりました。

漢字検定のテストは、8月に行われるのですが各自宅のパソコンやアイパッドでテストを受けます。
試験中移動しないようにZOOMを設置して受験するとのことです。

「初めて自宅で受験!」

なんだか受験当日は緊張がしそうです。

追伸:8月に試験を受けて無事に準4級合格しました!

サッカーのクラス

男の子の習い事で人気のサッカー。
地域ごとにサッカークラブ、サッカー教室がありますが学校の放課後授業でもサッカーのクラスがあります。

学校の放課後授業のサッカーのコーチは、地域のフットサルやサッカークラブのコーチが指導をしてくれるので子供への指導に慣れています。

週に3回のレッスンでは、最初にストレッチや体力づくりをし、その後に基礎技術を学び、定期的に練習試合を体験します。

1年生の時から3年間通ってましたが、コーチのおかげでうちの子はかなり体力がつき運動神経も良くなりました。

サッカー教室では、ボール遊びを通して体の使い方、技術を学び空間認知能力を伸ばせ、サッカーの試合を通して友達、後輩、先輩とチームワークを学びとても楽しい思い出ができました。

将来子供が大きくなって「小学校のいい思い出は何?!」と聞いたら、間違いなく「放課後授業のサッカーがすごく楽しかった!」「またグランドでみんなと試合をしたい。」と答えるはずです。

学校の放課後授業のサッカー教室は人数が多く(20人)、ユニフォームなども一切ありませんが、週3回コーチのもとで体を動かしボール遊びをしながら、たくさんのことを学び、成長を感じました。

最後に

今回は、韓国の人気の習いを体験談と一緒にご紹介しました。

小学生に人気の習い事は、大きくわけて音楽・美術・運動の3つあります。

音楽では、ピアノ、フルート、ウクレレ、バイオリン。
美術では、絵画や、創造力を発揮できる創作品づくり。
運動では、テコンドー、サッカー。

があります。

放課後授業では、リアルな体験談をしながら学校の習い事に触れていただきました。

子供は、周りのお友達が「楽しい!」と言う習い事があると、つい自分も通いたくなる傾向があります。

学校の放課後授業では、人気の習い事が多いのであれこれ通いたくなります。

自己啓発に励み勤勉に教室に通う子供を見て、大変だなあと思うかもしれませんが、本人が「通いたい。」「楽しい」と通っているものも多く、専門の先生たちのおかげで助けられることや学びが多いです。

むしろ好奇心を刺激する楽しい習い事が多いので、経済的負担が多くいろいろ体験させてあげれないのが申し訳なく思う時もあります。

夏休みの真っ最中の今・・・
今日も韓国の小学生たちは放課後授業が運用している学校へ行きます。

私も韓国の教育環境を上手に活用し小学時代には大切な「学び」「遊び」の両方のバランスをとりながら子供の好奇心を育てる経験をたくさんさせてあげたいです。

学校で習い事のプログラムを運用してくれることは、とてもありがたいことです。
親たちの負担を担う放課後プログラムのおかげで、子供は楽しく学びのある夏休みを過ごせているのですから・・。

もっと、ママたちの要望を聞いてくれるなら・・・
夏休み中に有料でもいいので給食も食べれるようになればいいなあと昼に学校から戻ってくる子供を見ながら期待をするこの頃です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。