韓国在住のここまるです。
トライリンガル育児をしながら、
日常で使わない日本語をどうやって子供に身につけさせるか研究する日々です。
今回は子育てされているご家庭には関心が高い牛乳に関する話題です。
「皆さんは牛乳が好きですか?」
「お子さんには牛乳を飲ませていますか?」
周りのご家庭を見ると、
「背を伸ばしたいから、牛乳を飲ませています。」
「子供に牛乳はたくさん飲ませた方がいいですよ。」
という声もあれば、
「牛乳は余り飲ませたくない。」
「牛乳を飲むとお腹を壊す。」
という声もよく聞きます。
そこで、今回は韓国で今人気のラクトフリーの牛乳についてのお話です。
どんな牛乳なのか、詳しくご紹介していきます。
Contents
韓国でラクトフリーの牛乳が人気?
以前マートに行った時に、牛乳コーナーにある牛乳を10本まとめて買うおばさんを見ました。
「どの牛乳を買っているんだろう?」
牛乳コーナーには、いろいろなメーカーの牛乳が並んでいるので、立ち止まってずっと見てしまいました。
そのおばさんが大量に買っている牛乳は、「ラクトフリーの牛乳でした。」
ラクトフリーの牛乳は、アメリカやカナダのオーガニックショップに行くと、普通に「ラクトフリー」「植物性の牛乳」が並んでいるのを見ます。
そして韓国でも、ラクトフリーの牛乳の種類も増え「ラクトフリー」または、「乳糖ゼロ」という表示が店頭で目につくようになりました。
韓国語では、ラクトフリーは락토프리 、乳糖は유당(ユダン)です。
近くのマートで気軽にラクトフリーの牛乳が買えるようになったのは朗報です。
ラクトースとは?
ラクトとは哺乳類の乳糖のことで、英語のラクトース(lactose)のことです。
乳製品の牛乳やチーズ、ヨーグルトなどにラクトースは含まれていますね。
私は出産を機に、教育学者の七田眞先生の本を読み始めてラクトースについて知りました。
牛乳には、ラクトースという乳糖が含まれていますが、私たち人間の体はこのラクトースを分解する消化酵素をほとんど備えていない(厳密には生後1歳半から4歳までに減少する)のです。
そのため、牛乳を摂取すると消化にとても負担がかかる上に、腸が痙攣を起こし、下痢につながることがあるのです。
育児本や七田式教育で、牛乳成分の否定的な内容を始めて見たときは正直驚きました。
なぜなら、私は小さい頃から朝ご飯、給食で牛乳を飲むのが当たり前だったからです。
でも出産を機に、牛乳に頼らず子育てをしようと決めました。
実際に、主人は牛乳を飲むとお腹をこわすので牛乳を好きではありません。
そして、うちの子は牛乳を2杯以上飲むとお腹が痛くなるので、少しずつ飲むのがちょうどいいようです。
栄養を取るために豆乳や、アーモンドミルクで代用するときもありますが、マートでラクトフリーの牛乳を買うおばさんを見た日をきっかけに私も家族で飲めるラクトフリーの牛乳を時々、買うようになりました。
一般の牛乳とラクトフリーの牛乳
我が家で牛乳を選ぶときは、国民牛乳ともいわれるソウル牛乳共同組合が製造販売する「ソウルウユ ナ100%」を購入します。
韓国語で牛乳をウユ우유 と言います。
韓国の牛乳も日本の牛乳と同様に飲みやすくおいしいです。
ですが、韓国人も牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるという人が多いので、ラクトフリーの牛乳を買うご家庭も増えています。
我が家が飲むラクトフリーの牛乳
わざわざオーガニックショップにいかなくても、近くのお店でラクトフリーの牛乳を買えるのは助かります。
一般の牛乳とどのように違うのか、飲み比べをしてみました。
家で飲んでいるラクトフリーの牛乳は、南陽乳業(남앙유업)のものです。
商品名は「소화가 잘되는 배안아픈 우유」
日本語に訳すと、
商品名「消化がよく、お腹が痛くない牛乳」です。
とても長く、面白いネーミングですよね。
栄養分、カロリーと値段は?
一般の牛乳『ソウルウユ』(서울우유)と、『消化がいいお腹がいたくないウユ』소화 잘도는 배안아픈 우유の栄養やカロリーを比べて見ました。
栄養分はナトリウム3%、
脂肪7%、
カルシウム14%、
飽和脂肪17%、
トランス脂肪0%は、二つとも同じです。
カロリーは『ソウルウユ』より『消化がいいお腹が痛くないウユ』が若干低いです。
・『ソウルウユ』は、70カロリー
・『消化がいいお腹がいたくないウユ』は65カロリー
(100ML基準)
価格は以下の通りです。
『ソウルウユ ナ100%』は、1000mlで2750ウォン(約275円)
『消化がいいお腹が痛くないウユ』は、900mlで3250ウォン(約325円)
お腹が弱くて子供が小さいころから牛乳を飲むとトイレに行く様子をずっとみてたので、ラクトフリーを上手に利用します。
まだ飲み始めて間もないですが、3か月、6か月と経過を見ていきたいです。
飲んでみた感想
お腹が弱いパパと子供を含めて、初めて飲み比べをした感想は以下の通りです。
子どもの感想は・・・
「ラクトフリーの方が、甘い気がする。」
「僕は、普通の牛乳が飲みやすい!」
「見た目は同じなのに、味が違う。」
私「ラクトフリーのウユが甘い。」
「思ったより飲みやすい。」
「カロリーは同じならラクトフリーがいいな。」
パパ「僕はお腹が弱いから、ラクトフリーが良いんだろうけどやっぱりソウルウユがのみやすいなあ。」
現在は、パパも子供もラクトフリーが消化の負担がないから自分の体には良いと分かっていても、つい長年飲み慣れている一般の牛乳を飲んでいます。
最後に
今回は、「韓国でラクトフリーの牛乳が人気?飲んでみた感想と子供の反応」をご紹介しました。
子育てをしていると、牛乳は生活必需品だと感じます。
子供の栄養を簡単に補えると思えば、少しずつでも飲ませようと思うからです。
牛乳だけに限らず、食の安全を意識し、きちんと情報を調べ家族の健康そして環境問題を考えていきたいです。
ひーりんぐまっぷがみなさんの視野を広げるきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。