韓国の子育て・教育

最新!韓国のお弁当事情。韓国の小学生のお弁当はやっぱりキンパプ?

韓国在住のここまるです。

韓国でトライリンガル育児をしています。

韓国では、秋になるとお祭りや行事が増えます。

天候も良く、過ごしやすいため幼稚園や学校でも様々な野外活動や課外学習が行われます。

そこで今回の記事では、最新の韓国のお弁当事情について紹介します。

「韓国のお弁当!」

と言ったらみなさんはどんなイメージがありますか?

この記事は以下の方におすすめです。

✅韓国のお弁当はキンパップ(海苔巻き)だけ?!

✅人気のお弁当の中身は何?

✅キャラ弁ってあるの?

✅日韓のお弁当事情って似ているの?

では、さっそく韓国のお弁当文化について紹介しますね。

楽しく異文化に触れて見てください。



最新!韓国のお弁当は事情とは?

韓国では食べることを大切にし、いろいろなおかずを食べる食文化があります。

韓国の食事は野菜も肉も多く、スープの種類もたくさんあることや、手ごろにたくさん食べれる食堂も多いのでわざわざお弁当を作る必要がないのかもしれません。

韓国語では、お弁当をトシラクと言います。

お弁当:トシラク도시락

韓国の子どもたちは、手作りのお弁当を食べる習慣がないため、お弁当を食べる日は特別に嬉しいようです。

韓国の無償給食

韓国では、幼稚園から高校まで学校給食を導入しているため親がお弁当を作って持たせることはほとんどありません。

日本の保育園、幼稚園では毎日または週に数回、お弁当を持参するところがありますが、韓国では、保育園・幼稚園ともに給食が一般的です。

学校教育においても、小学校から高校まで食育に関することは学校給食に任せています。

また、共働き世帯の増加により、教育機関では無償の給食を導入し、学校、父兄、子どもたちと一緒に食育の質向上に取り組んでいます。

そのため、家庭で作ったお弁当を食べる機会は日本と比べて少ないです。

大人たちのお弁当事情

韓国の職場勤務の人たちは、職場先の近くの食堂で安く気軽に食べたり、会社によっては昼ごはんを負担してくれるところも多いです。

近年コンビニエンスストアーのお弁当の質が良くなっているため、お弁当を買って食べる人も増加しています。

日本同様、お惣菜屋さんやデパートの地下街のお弁当もあれば、大型マートでは寿司弁当も人気があります。

一般のレストランの一部ではテイクアウトも可能なため、家でレストラン食をお弁当として楽しむこともできます。

このようにテイクアウトのお弁当のニーズが高まることで、韓国のお弁当がどんどん進化しています。

最近では、アメリカで韓国のお弁当が話題になるなど韓国のお弁当も世界で注目を浴びているようです。

私のお弁当体験

我が家でも、家族で遠足に出かけるときにお弁当を作ることがあります。

ある日、森の中でお弁当を食べようとレジャーシートひいてたら、他の子連れのファミリーのところに出前のバイクがきて出来立てのチキンが届くのを見て韓国ならではだなあと思ったものです。

夏に、市のプール施設に行った時も作って持ってきたお弁当を食べていたら、バイクがきて中華料理を出前しているファミリーがいました。

出前がどこでもくる国なので、お弁当を作るなんて最初から考えないのかもしれません。

最近はおいしいレストランのテイクアウトも増えています。

この写真は、10月の秋晴れの日に人気のレストランのお弁当を公園に持っていき、友人と食べたものです。

温かいわかめスープにサツマイモの天ぷら、ナムル、豆腐、卵焼き、豚肉の炒め、生野菜、キムチ、小魚、雑穀米の上にはチヂミがのっているこのお弁当は私のお気に入りです。

水はサービスで、10000ウォン(1000円)です。

値段はちょっと高めですが、温かいご飯におかずと、スープがついたちょっと贅沢なお弁当を青い空の下で食べると幸せな気分になれます。

韓国の小学生のお弁当

韓国の小学校では、課外学習に行くときにお弁当を持参する場合があります。

学年ごとに課外学習はありますが、現地の施設内の食堂で注文をして食事をする場合もあるため小学校の6年間でお弁当を作るのは5回もありませんでした。

そのためお弁当持参となると、

「お弁当の中身どうする?」

とママたちの間でざわざわすることもよくあります。

韓国の学生たちのお弁当の中身でよく見るのは

昔も今も変わらずキンパプです。

キンパプとは、のり巻きのことです。

のりまき:キンパプ김밥

キンパプ以外のお弁当の中身は、

韓国風の卵焼き、

スパム、

トマトや果物などをよく見かけます。

日本のお弁当のように、あまり凝っていないですね。

韓国のキンパプ

韓国の国民が愛する食べ物の一つに、韓国ののり巻き「キンパプ」があります。

まずは、私がよく食べるキンパプを紹介しますね。

左は、サラダキンパプ、右はツナキンパプです。

年々値段が上がっていますが、1本が3500ウォン(約350円)位します。

いろいろな具を楽しめるので、子供たちも大好きです。

キンパプ弁当

幼稚園や学校で、「お弁当持参」の案内が来たときは、家でキンパプを作るご家庭もあれば、事前にキンパプ専門店に予約をしておいて朝予約をしておいたキンパップを取りにいく場合もあります。

では韓国のお弁当の定番がキンパプなのですが、

「韓国のキンパプと、日本ののり巻きはどんな点が違うと思いますか?」

韓国のキンパプの味付けがヒントです!

韓国のキンパプは、ごま油と塩で味付けをします。

具はキュウリや、たくわん、卵、にんじん以外にも「しそ」「ハム」「キムチ」「ツナ」「シソ」を入れたものなど種類も多様です。

キンパプをワサビソースにつけて食べるキンパも、食べたら病みつきになるほどおいしいですよ。

子どもに人気のキンパの種類と言えば・・・

牛肉やとんかつが入ったものが子どもたちには人気で具たくさんのキンパプと果物のお弁当をよく見かけます。

韓国流の卵でまいたキンパプも人気ですよ。
材料は、野菜、卵、牡蛎ソース、ゴマ、ごま油、ケチャップで味付けをします。

これは、近所のママ友が幼稚園で遠足にいく時に作ったキンパプを私にも分けてくれたものです。

朝早く起きて子どもの幼稚園の遠足のために作った心がこもったキンパプを私は昼ごはんにおいしくいただきました。

キャラ弁も人気?

元々は日本で始まったキャラ弁ですがあっという間に韓国にも広がり料理上手のママたちがアレンジして韓国風にキャラクターをアレンジしお弁当づくりを楽しんでいます。

周りの子で、キャラ弁を持ってきた子が必ずいるので、影響されて一度は韓国のママたちが

「私もキャラ弁挑戦しようかしら?」と思うことがあるはずです。

キティ、ピカチュウをはじめノリを使って顔の表情を作ったり色合いがカラフルなキャラ弁があります。

子供の喜ぶ顔を見たくてつい頑張ってしまうのは世界共通かもしれませんね。




 

最後に

今回は、「最新!韓国のお弁当事情。韓国の小学生のお弁当はやっぱりキンパプ?」をご紹介しました。

異文化のお弁当事情はいかがでしたか?!

今年の秋に子供が学校で課外学習にいきました。

その時に、担任の先生が子どもたちのお弁当を食べている様子を写真に撮って送ってくれました。

私はつい、子どもたちのお弁当箱、お弁当の中身に目がいってしまいました。

お弁当を見ると、ボリュームは少なめでキンパプだけの学生も多くシンプルで驚きました。

ちなみにうちの子のお弁当は、おにぎり二個と、ベーコン巻ととんかつ、チキン、卵焼き、ウインナー、マカロニサラダでした。

おにぎりは日本の食べ物だという印象もあってか、韓国でおにぎりを作って子どもに持たせるご家庭を私は一度も見たことがありません。

国か変われば、食文化も異なります。

いろいろなお弁当を比べて見るとその違いが楽しいですね。

韓国に遊びに来たら、韓国のお弁当を試してみてはいかがでしょうか♬

日韓の学校の違いや保育園や幼稚園に関する記事も読んでみてください。

韓国の小学校の様子や日本との違い

【韓国の幼児教育】実際に通った韓国の保育園と幼稚園のレビュー

以上

ひーりんぐまっぷで、韓国の文化に触れ視野を広げていただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。