実録!韓国の子育て・教育

【韓国で育児】小学生ママが育児セミナーで学んだ5のこと





韓国在住のここまるです。

韓国の現地の小学校、中学校に通う子供たちのトライリンガル育児奮闘中です!

今回は、韓国の育児・教育セミナーに関連した話題を紹介します。

4月になると毎年教育庁が主催のさまざまなセミナーが始まりますが、私もさっそく申請し受講しています。

「どんな育児セミナーがあるの?」

「何を学んでいるの?」

と気になる方に是非読んでいただきたいです。

子育てをしながら「このままのやり方でいいのか?」と不安になることがありませんか?

私は子どもが幼稚園に入ったころから、教育庁が運営する無料の育児セミナーに定期的に通うようになりました。

その都度、子供の年齢や悩みに合わせて講義を聞きに行くのですが、今回参加したセミナーでは、『子どもとの対話法』を学びました。

どのようなセミナ―だったのか内容を紹介します。

この内容を読み、実践すると子どもに語りかける口調が変わるのを感じるはずです。

私は、習った対話法を実践して二日目から副作用反応がでて今もつらいです。

なぜならあまりにも使ってはいけない表現や言葉を普通に使っていたからです。

講師の話を聞きながら、自分の子どもの顔が浮かび自然と反省の涙が出てきたりしました。

育児セミナーでは教育本や、ママ友とシェアする体験とはまた違うヒントを得られるので、いつも刺激になります。

では、さっそく今回学んだ内容をお伝えします。

今回の対話セミナーで学んだこと

子どもとの対話法の基本で大切なポイントが5つありました。

「授業で学んだ5つのポイントとは?」

①親が子どもにしてあげられることは二つだけ

②母親自身が自分について知る

③子供の心を育てるうえで大切なこと

④子供との対話でしてはいけないこと

⑤家に帰ってすぐやること




①親がしてあげれることはたった二つ

目まぐるしく世界が変わり、将来社会で求められる人材のニーズも変わってきています。

でも、家庭でできることは昔と変わらずこの二つ。

1子供を愛すこと

2教えてあげること

この二つを基本に子どもの自尊心を育てます。

自尊心とは、自分に対して肯定的な態度のことです。

1.子供を愛す

親は子どもに元気をあげれる存在でいること。

子どもを無条件で愛し、子どもがつらい時に逃げれる場所が親だと感じさせる。

辛いことがあったときに、親が助けてくれると分かれば乗り越えられる。

×「何かをしたから褒めてあげる」

×「交換条件を出して認める」

というやり方は絶対にしてはいけない。

子どもの存在を無条件で愛し、認めるだけで「自分は愛されているんだ」と感じ、自尊心が高い子に育つのです。

できていないことを叱るまえに、

今できている事、

今当たり前にしていることをほめてあげます。

目の前の子どもの存在に感謝し、

良いところを見つけ何度でもほめ、

愛情をたっぷり伝えることで、

「自分は大切にされている。」

「ここにいていいんだ!」と感じさせることができます。

幼児期に愛を感じられなかったステーブジョブス

誰もが知るAPPLE社の創設者のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)は、56歳という若い年齢でこの世を去りましたが世界を変えるほどの偉業を成し遂げた人です。

世界に革新を起こしたスティーブジョブスは幼少時代、親の愛情を感じないまま施設で成長しました。

ステーブは「自分はだれからも必要とされていない。」

「自分はこの世で価値がない人間だ」と自尊心も低くいつも孤独感を味わった。

しかし養親になる夫婦が施設に訪れてスティーブに言った。

「あなたは選ばれた子よ。」

その後スティーブジョブスは、養親の元で愛されて育った。

スティーブは捨てられた価値のない人間から、選ばれた存在になったことがきっかけで自信を少しずつ取り戻し、恵まれた環境で一生懸命勉強をするようになった。

自分が愛されていると感じると、人は心が安定し何事も前向きに取り組めるように変わっていった。

愛情とは何かを教えてくれる素晴らしい養親に会ったスティーブですが、最後まで本当のお父さんとの葛藤が消えることはなかった。

2.教えること

親ができる二つ目は、親がつらい時こそ子供に教えてあげます。

子どもを見て親がため息をついたり、怒りたくなる時こそ、子どもに冷静になって教える時です。

●教えるときは、威圧感や命令形を使うのではなく一緒に考える姿勢で話す。

●警告を与えたり、説教、説得をする口調や威圧感ある態度で話をしない。

●他の子と比較をしたり、評価、批判する口調で話さない。

×警告は、子どもとの親密感を喪失させ、説教は心理的な挫折感を与える。

×比較は、劣等感を与え、評価・批判は、積極的な行動を避けるようになり創造的な思考力をできなくさせます。

子どもの心に傷を残さず話をするようにしましょう。

あなたも人から嫌なことを言われると、忘れたくても忘れない時がありませんか?

言葉は心の傷として長く残ります。

だから、子どもを尊重し一人の人間として接することを決して忘れないでください。

②母親である自分が自分のことを知る

自分の子どもに「親に言われて嬉しかった言葉」「親に言われて嫌だった言葉」を聞き無意識で投げかけた言葉が子供の心に傷を残していないかを確認してみる。

自分の良いところをノートに書く

親である私たちが自分の子どもの頃のことを思い出し、自分の親から言われた言葉や嫌だった言葉を振り返り過去の自分の幼少期から今までを振り返る時間を作る。

親である私たちの自尊心が高いと、子ども自尊心も高くなる傾向があります。

まずは、自分を知る過程を通して、自分の良いところを言い合い、自分を愛し自分を認めほめる体験をしました。

各自で、自分の長所を3つずつ書き発表をしました。

私は思ったよりも自分のいい点をたくさん見つけることができて講師に褒められました。

私の自尊心が高い理由は、親からの愛情をたくさんもらったこともありますが、失敗も挫折も人よりも多かったため、その都度自分を振りかえりどうしたら自分がもっと良くなるかを気づく機会がありました。

自分を知ると、精神的に強くなるだけでなく、人生の満足感も高まるようです。

他のママたちは

「自分は信頼される人だ。」

「自分は誠実な人だ。」

「私は努力家だ」

「私は料理が上手だ。」

「私は親切だ。」

「私は根気があります。」

など、様々な肯定的な自分を表現していました。

自分をほめるときは、自分の過去と比べて今の自分の長所を言ってもOKです。

私も3つの自分の長所を発表しましたが、私は自分の長所をたくさん言えます。

「私は前向きだ」「私は面白い。」「私は明るい」

ところで、みなさんの長所は何ですか?

③子どもの心を育てるうえで大切なこと

日常家庭で親が使う言葉や態度を子供は外でそのまま真似して使います。

そのため家庭で使う言葉、表情や目つきに気をつけ意識することが大切です。

子どもの心の器を大きくするには、子どものいい点やできたことを直接ほめてあげることが効果的です。

「ありのままの今の子どもを受け入れることができますか?」

子どもの心を成長させ自尊心を育てるには、親の私たちの自尊心を高めなければなりません。

一番いい方法は、セルフトーキングです。

自分に語りかけ自分をほめる習慣を持つことをお勧めします。

セルフトーキングとは、自分で自分に投げかけて言い聞かせます。
自分のいい点や頑張っている自分に対して声に出して話かけて再確認させることで、自分の自尊心を高めます。

「私の声って素敵♬」

「私って絵が上手!」

「私ってなんでも克服できるの。」

「私はセンスがよくて素敵♡」

同じように子供にも言ってあげます。

④子供との対話でしてはいけないこと

子どもが自分より幼くて分からないことが多いからと言って、パワーゲームのように親を絶対的な存在として認めさせようとしたり、従うようにコントロールしてはいけません。

×「子どもは何も知らない。」
×「子供は幼くて何も分からない。」

「子どものためにしてあげたのに」と良かれと思ってしたことも
威圧的な指示や命令口調で接していると子どもの心に傷を残す場合があります。

そのため、子どもを一人の人間として尊重し、子どもをほめ、認めてあげることです。

命令や指示、強要は使わないようにする。

●子供の存在を受け入れ、子どもの話に丁寧に耳を傾けるその姿勢が大切です。

この繰り返しが子どもの自信をつけさせ、肯定的な自分を認めることができるようになります。

⑤家に帰ってすぐやること

●子どもが部屋を散らかしていたり、親の言うことを聞かないことがあっても、決して命令、指示、強要するような口調で物事を言わないように1週間意識をしてみる。

×「勉強しなさい。」「ゲームやめて」「ケンカしちゃだめでしょ!」

警告や説得をしたり、道徳的な行動を要求するような口調は使わない

×「友達と仲良く遊ばないと。」「相手が泣いたなら謝らないと。」「今すぐ片付けないと夜ご飯はないよ。」「そのまま同じことしてたら、ゲーム禁止になるからね。」

質問、探るような言葉を使わない

×「どこ行ってたの?」「何をしてたの?」「何で遅れたの?」

評価、批判をするような口調で話さない

×「ちゃんと考えて言っているの?」「どうしてそんなことができないの?」

自分を肯定的に見れる子は、他の人に対しても肯定的に受け入れ、相手をほめることができます。

【韓国で育児】育児セミナーとは?私が定期的に参加する理由

私が通う育児セミナーのほとんどは、教育庁が主催する無料のセミナーです。

特に著名人や有名な育児・教育コンサルタントの講義は人気がありますが、ソウルで大好評だった講師やテレビやユーチューブの人気講師の話が生で聞けるときは、私はイベントに参加するような気分になりウキウキしながら会場に行きます。

教育熱心な国で知られている韓国では、親たちが子どもへの関心が高いです。
そのため育児、教育に関連したセミナー(부모교육)に行くとたくさんの親たちが集まります。

부모교육 ブモキョユク 父兄教育

普段、私は午前中の講義に参加するのですが、夜のセミナーは男性も多いです。

近年、パパ向けのセミナーが増えているのでどんな雰囲気なのかちょっと気になります。

場所は、教室よりも小さいホールで開催されることもしばしばあります。

セミナーでは、キャンディーやチョコレートなども置いてあり自由に食べれます。

また少人数の場合は、飲み物やお餅、パンなどを持ち帰れるように配布してくれるので満足感120%!かなりリフレッシュできます。

私の体験談

私は、子どもが幼稚園に入ったころから市の教育庁が運営するセミナーに定期的に通うようになりました。

周りの友達が誘ってくれたのが始まりですが、子どもの成長ごとに悩みが変わるので、その都度新しい発見と気づきを得るために参加します。

セミナーに行くと、会場には自分と同じような人がたくさんいるんだなあと気づかされます。

「みんな育児が初めてだから、迷いや不安があるのは当然なんだな。」とホッとする場所でもあります。

日々の生活の中で、「このやり方でいいのかな?」と思った時にネットで調べたり、周りの先輩ママ友に相談する方法がありますが、「育児とはなにか?」「親の役割とはそもそもどんなことか?」をさまざまな専門家から学ぶと、沢山のヒントが得られ自分なりに応用ができることが分かり、育児セミナーはかなり役に立つものだと感じています。

一人で参加することが多いですが、たまに近所のママや友達とも行き講義が終わった後にお昼ご飯を食べながらおしゃべりするのも楽しみの一つです。

今まで参加したセミナーで、記憶に残るのは「子どもの心を読む方法」「子供との対話法」「子供を理解するには?」「数学放棄者にならないためには」「読書を習慣化させる方法」です。

印象に残るセミナー

今まで行ったセミナーの中で、一番記憶が残るものがあります。

育児本でベストセラーになった「お母さんの反省文」『엄마반성문』のソウルの小学校の校長先生でもある이유남 (イユナム)先生の講義でした。

校長先生でもある講師が、子どもの心を知らない親だったと反省する過去の話と、子供の心を感じる会話法や、子どもへの理解を具体的な対話法を学ぶ講義でした。

「親として、きちんとやっているのに。」

「あらゆる塾にも行かせて、子どもの成功を応援したのに。」

子どものために頑張って来たと自負する親の行動が、
「もしかしたら子どもには毒になっていないか?」を
振り返るとてもためになる内容でした。

この先生は、仕事と家事と、子どもをエリートに育てようとする一心で大切な子供の心を感じることなく時間がすぎ子供が退学し部屋から閉じこもって出てこなかった息子さんの実話を語りながら親として一番やってはいけないことと、大切にしなければいけないことを教えてくれました。

子どもにとって本当に大切なものはなにか?

子どもの心を感じる育児とはどんなことなのか?

学校の校長先生でもあり、育児の先輩でもあるママの体験談は、だれもか共感できる内容で韓国の受験戦争で焦りと不安を感じながら親と子供の関係で大切なものを見直す時間だったと思います。

この先生の名言があります。

「親の自慢の材料に子をしようとする育て方」

と、

「親の生き方を子供が自慢するような育て方」

の違いをリアルな体験談をもとに説明してくれました。

テレビ番組の『世界が変わる講義』にも出演されています。

세바시 강연に出演されたイユナム先生が話す内容がユーチューブにもあるので、興味ある方はどうぞ↓(韓国語)

自分の子どもがもっと素敵に育つ方法

さいごに

今回は、【韓国で育児】小学生ママが行く育児セミナーで学んだ5のことを紹介しました。

みんな子育てが初めてなのに、子どもとの対話が上手なママやパパがたくさんいます。

子どもに穏やかな口調で敬語で話しかける親を見るとドキッと気持ちが引き締まります。

昔から、私は教育本をたくさん読み、
子どもが小さいころから教育セミナーにも参加し、
育児関連の記事をずっと書いていたので育児に関する知識は他の人よりも多いです。

でも、どんなに頭の中で理屈が分かっていても、
疲れて家に帰ってきて部屋が毎回散らかっていたり、
ケンカをしているのを見ると、
つい、NGワードが飛び出ます。

そのため、私はセミナーに足を運び何度も繰り返し学び、
周りのママたちからもヒントを得て、自分の意識を変える努力をしています。

今回のセミナーは3回にわたって行われるので、まだ終わっていませんが、セミナーの講師は、小・中学校で父兄や学生たちに講義をされる経歴は10年のベテラン講師です。

ご家庭では成人されたお子さんが病気のため自宅でお世話をされているとのことでした。

お子さんが小学生の頃に病気がきっかけで衝突することが増え「もっと子供を理解したい。」と会話法や子育てについて勉強をはじめ現在に至るようです。

子どもの自尊心を高める対話法は、何回聞いても参考になります。

日常の家庭での会話がすべての土台になるので、親の私たちがどんな言葉を選び、どんなふうに話をしているかが大切だと痛感するからです。

子どもが何を考えているのか?

どのような意見をもっているのか?

を自然に引き出せる会話を普段からしていれば、創造力も育ちます。

何より対話が多い親子は、子どもが成長しても親子関係が良いのではないでしょうか。

私自身が自分の言葉に気づけるようになり、近所の子に接するときのような優しいママでいたいです。

以上。

私の体験レポがみなさんの育児のヒントになれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。