韓国の子育て・教育

【韓国の小学生】韓国の小学生が良く使う5つの言葉を解説します


韓国在住のここまるです。

韓国でトライリンガル育児を実践しながら、楽しく育児を心がけています。

子どもは韓国の現地の小学校に通っているので、いろいろなお友達と交流したり、うちに遊びに来ることもあります。

その際に、子供たちの会話を聞くと、似たようなフレーズをよく聞きます。

韓国の小学生がよく使う言葉はどんな言葉だと思いますか?

友達同士で真似しながら言葉を覚え使うようになる時期がちょうど小学生です。

そこで、今回は、小学生が良く使う韓国語の言葉を5つ紹介します。

日本の小学生も似たようなニュアンスの言葉をつかっているかもしれませんね。

では、早速、小学生が良く使う言葉やフレーズを5つ紹介していきます。

最後まで楽しく読んでくださいね。^^



韓国の小学生がよく使う5つの言葉

子どもたちが集まると遊びに夢中になりながら、いろいろな会話をしています。

最近の子供たちを見ていると、賢い子が多いです。

いろいろな体験をし、要領も良く感受性が豊かな子も多くて驚くこともあります。

今、韓国の小学生が良く口にする言葉を5つまとめました。

・대박(テバク)

・어쩌라고(オチョラゴ)

・몰라요(モルラヨ)

・헐(ホル)

・그냥요(クニャンヨ)

では、1つずつ意味と例をみましょう。

대박(テバク)

元々、대박(テバク)は、「大ヒット」や「大当たり」という意味ですが、現在ではいろいろな意味合いを含め子供から大人までよく使う言葉です。

대박(テバク)の意味:「すごい」「やばい」「大成功」「大ヒット」

発音は、テバク、テバッ、テバ

何かをほめたり、嬉しい時、感動する時に使うこともあれば、驚いた時や大事件を表現するときに使います。

・お友達の足の速さを見て驚いた時:대박이야 ?!(テバキヤ)すごくない?!

・くじ引きでほしいものが当たった時:대박이다!(テバギダ)大当たりだ!

・100点をとって自慢したい時:대박이지?!(テバギジ)すごいだろ?!

・ビックニュースを友達に教えたい時:대박사건!(テバクサッコン)大事件だ!

어쩌라고(オチョラゴ)

어쩌라고(オチョラゴ)は、状況に困ったり、無理な要求をされたり、判断に悩んだとき、混乱したときに使う言葉です。

어쩌라고(オチョラゴ)の意味:「どうしろと?」「だから何なの?!」

友達に無理なことを言われたり、無理な要求を押し付けられたり、判断に悩む時やむしゃくしゃしたときに使う言葉です。

・一方的に「これやっておいて。」とお願いされた時:어쩌라고!(オチョラゴ!)「どうしろと!」

・できる子と比べられて悔しい時:그래서 어쩌라고!(クレソ オチョラゴ)「それが何なの?」

・悪いことをしてないのに責められた時:뭐 어쩌라고..(ムォ オチョラゴ)「なに どうしろって・・・」

カカオトークのスタンプでも、この言葉がありますよ。

몰라요(モルラヨ)

물라요(モルラヨ)は、動詞で元々質問したことに対しての返事ですが、最近では気力、意欲がない子が増加しているため、この言葉を頻繁に聞きます。

몰라요(モルラヨ)の意味:「わかりません。」

何かを質問しても、考えようとせず「わからない。」「分かりません。」と返事をする子が急増しています。

単純に理解出来なかったり、知らなくて「わかりません。」と答える場合もあれば、その質問に答えるのが嫌だったり、考えたくない時、関心がない時にも使います。

・授業で先生に指された時:「몰라요.」(モルラヨ)わかりません。

・「あなたはどう思う?」:「몰라요.」(モルラヨ)わかりません。

・「あの映画みてどうだった?」:「몰라요.」(モルラヨ)わかりません。

最近の子は、考えたり、意見を言うのを嫌がる傾向があると言われています。

そのため高学年の授業では、発表も減り好奇心を持ち授業に積極的に参加する子が減っています。

小学生と会話をするとすぐに몰라요(モルラヨ)=「わかりません。」と答える子をよく見かけますが、それよりも困ったケースは何かを聞いても気力もなく無言で何も返事が返ってこない場合も結構あります。

雨の日に近所の小学生を見かけたとき

私「急に雨が降って濡れちゃったね。傘入れてあげようか。」

小学生「・・・・」

傘に入れて家まで送りましたが、何を聞いても無言のままでした。

헐 (ホル)

元々、感嘆詞として使い、あっけに取られたり、呆れたときに使う言葉です。

헐(ホル)の意味: 「はあ?」「マジで?!」「え?!」

驚いた時や呆れたときに使う言葉です。

・明日から、朝早く学校に来いと言われた。:헐 귀찮다(ホル!クィチャンタ)「え?面倒くさいなあ。」

・友達に嘘つかれたことを知った時:헐 뭐야 (ホル!モヤ)「マジで、何なの?」

・友達が宿題を今日もやってこなかった時:헐!또 안했어?!(ホル!ト アネッソ?!)「また、やらなかったの?」

그냥요(クニャンヨ)

副詞として使われ、感情・気持ちを表現するときに使います。
特別な感情や理由がなかったり、自分の意見や感情を濁すときにも使います。

그냥요(クニャンヨ)の意味:「別に」「ただ」「なんとなく」「ただ単純に」

感情や理由を聞かれた時に答える言葉で、特別な感情や理由がなかったり、自分の意見や感情を濁すときにも使います。

何かの行動に対して、どうしてそのようなことをしたのか理由を知りたい時に感情を知りたくて質問をしても、この一言で済まされる場合があります。

・「お友達をどうしてたたいたの?」:그냥요.(クニャンヨ)別に。

・「なんで昨日塾に来なかったの?」:그냥 가기싷어서.(クニャン、カギシロソ)ただ、行くのが嫌で。

・「何で給食全然食べなかったの?」:그냥 안 먹고싶어서요.(クニャン アンモッコシッポソヨ)別に食べたくないから。

聞かれるのも、問い詰められるのも嫌で、めんどくさいように返事をする場合もあれば、特別な理由もなくただ何となくそうしたという場合もあります。

最近の小学生と心を通わせた会話をするのは、簡単ではない時が度々あります。

最後に

今回は【韓国の小学生】韓国の小学生が良く使う言葉とは?よく聞く5つの言葉を紹介しました。

小学生の子供たちは無邪気で元気な子が多いですが、最近は低学年でもユーチューブやSNSを通して知らぬ間に造語や、略語、悪い言葉(汚い言葉)を知らないうちに覚えていることがよくあります。

今回「小学生がよく使う言葉」を紹介しましたが、どれも短く、簡単な言葉が多く表現力の乏しさに残念な気持ちになることも度々あります。

家庭で、少しでも子どもの感情に触れる会話をしたいと、これからも努力をしていきたいと思います。

「挨拶の大切さ」、「自分の考えをいう大切さ」は頭でわかっていても、実際に日常で慣れていく習慣を身につけないと、外でなかなかできるようになるのも難しいはずです。

子どもたちは社会の鏡。

私たちが、もっと今の子供たちの問題に気づき解決できる方法を探していけるようになりたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ひーりんぐまっぷが、視野を広げるきっかけになれば嬉しいです。