韓国の子育て・教育

韓国のチュソクとは?ー我が家が食べるチュソク料理と体験談





韓国在住のここまるです。

今年の韓国のチュソク連休が終りました!

このチュソクは韓国を代表する名節の一つで、家族が集まる大切な伝統行事です。

旧暦の8月15日がチュソク(秋夕)とされ、毎年日付が変わります。
ちなみに今年は9月9日~12日でした。

この期間に、家族で集まり食事をしたり、お墓参りをして過ごすのが一般的です。

チュソクの2週間ぐらい前になると、贈り物のやり取りが始まります。

私も近所のママさんや友人と会ってチュソクの挨拶をし、連休の予定を話をするのが恒例です。

「今年のチュソクはどうやって過ごす?」

「どこに行く?」

いろいろな方と挨拶をしながら、チュソクの過ごし方が多様になっているのを感じます。

海外旅行をはじめ、家族でホテルやペンションを借りて楽しむご家庭もあれば、我が家のように家族で集まりお墓参りに行き、家族だけの時間をすごすします。

我が家の場合は、過去10年間は主人の実家に5人兄弟の家族が集まり、連泊(2泊または3泊)するのが恒例です。

いまだに慣れないチュソクの行事は、私にとっては食事作り、お皿洗いに追われ、楽しむというよりも負担を感じる行事です。

韓国のチュソク

韓国のチュソクは、別名ハンガウィと呼ばれ、伝統行事を楽しみながらご先祖様に感謝し、家族で過ごす時間です。

出典:VISIT KOREA

チュソクビム

チュソクにはチュソクビム(추석빔)と言って、新しい服を着る風習があり、昔は、韓服を新調したと言います。

繁華街では、犬が韓服を着て歩いていました。
このような風習もあり、チュソクの前には服や靴がよく売れます。

2022年の我が家のチュソク

今年もチュソク連休を、台所で過ごすと覚悟していたのですが、近年のチュソクを簡単に済ませる社会の雰囲気と、兄弟家族の仕事などの事情が重なり、今年は初めて簡素で楽な秋の連休を過ごしました。

チュソクに外せない食べ物と言えば、やっぱりカルビチムです。

栗の木畑からとってきた栗と、大根、ジャガイモを入れたカルビチム(生カルビ蒸し)を家族みんなが大好きです。

連日カルビが食卓に並ぶので、みんなが笑顔になります♪




チュソクに食べるもの

チュソクに必ず食べる料理を紹介します。

先ほど紹介したカルビチム以外にも、我が家でも家族が集まると毎年食べるものがたくさんあるんですよ。

『家族が集まると、必ず食べるチュソク料理と言えば?』

1日3食、おやつ、夜食を含め3日間一緒にいるので、いろいろなものを食べますが、必ず食べるものは以下の通りです。

我が家の場合は、山菜のナムル(나물)、カルビ(갈비)、チャプチェ(잡채)、エビやスケトウダラのジョン(전)、海鮮スープ(해물국)、サムギョプサル(삼겹살)、ソンピョン(송편)、果物(과일)、栗。

主人の実家は、農家なので山菜、野菜、コメはすべて自家製!

愛情込めた料理は、他では食べれないほどおいしいものばかりです。

私たちがお母さんのところに遊びに行くたびに、愛情のこもった「おかず」や果物、野菜、米をくれます。

もらうたびに、「私、泥棒みたいですよね」なんて冗談で言うのですが、本当に泥棒みたいにもらってばかりなのです。

まさに、韓国の親たちの情はこのおかず(バンチャン반찬)に込められているのです。

ー将来、私が子どもたちに同じことができるか?

私は・・できないと思います!←即答

チャプチェも並びます。

チュソクに欠かせないものと言えば・・・栗畑からもらってきた栗です。

この皮むきが、大変なのです・・。苦笑

カルビチムに、ジャガイモや栗を入れると、おいしさがアップしますよ。

韓国に来るまで、甘栗太郎しか食べたことがなかったので、栗の皮むきがこれほど大変だとは・・・知りませんでした。

ソンピョン

チュソクの代表的な食べ物「ソンピョン」については、もう少し説明を加えますね。

秋の収穫を祈り、ご先祖様にお供えする大切な食べ物の一つです。

うるち米の粉で作ったソンピョンの中には、ゴマや豆、栗を詰め20分ほど蒸し器で蒸せば完成です。

日本のお餅とは全く違いモチモチ感がなく、最初はあまり好きではなかったのですが、中の甘いゴマが病みつきになって以来、大好きです。

大根とリンゴの水キムチ

カルビチムを食べたあとに、消化を助けるなら、この大根とリンゴの水キムチがおススメです。

口も腸もすっきりします。

これはお土産用で、作ってくれました。

贈り物

各家庭に届いた果物やお肉などは家族そろってみんなで食べます。

今年は、例年とは違うちょっと変わったプレゼントをもらいました。

↓アメブロに書いた記事を良かったらどうぞ。

チュソクのプレゼント

チュソクにお小遣い?

チュソクに子供たちが楽しみにしているものと言えば、カルビチムだけではありません。

家族があつまるので、子どもたちはお小遣いをもらえます。

高校生までは5万ウォン、大学生になると10万ウォンもらえ、大学生の場合は、現金で渡すときもあれば、国民ネット銀行の「カカオバンク」に直接振り込むこともあります。

親戚の子どもが、初めて受ける公務員試験に1発で合格したので、お祝いに現金や、ノートパソコンをプレゼントでもらっていました。

ちなみに、主人のお母さん(シオモニ)から、嫁たちにもお小遣いがいただけます。




神秘的な満月を見て祈る

チュソクは、毎年恒例の満月をみる楽しみもあります。

今年も、きれいに輝く月を眺めながら、家族でみんなの幸せを祈りました。

パン屋さんに行くとこの時期限定で、満月柄のパッケージを見ることもあるんですよ。

9月11日はキレイな満月に照らされながら、寝ました。

満月の力を借りると、運気が上昇しやすくなると言われています。

最後に

秋は、収穫の秋と言われますが、自然の恵みに感謝したくなります。

主人の実家の畑は、野菜の収穫時期です!

コチュ(고추)↓

大根(무ム)

なす(가지カジ)は、
ただフライパンで焼いて食べてもおいしいですね。

日曜日の朝

近所の人からも、畑で野菜がとれたとネギや、サンチュをいただきました。

タッパーの中は、手作りキムチ。

料理上手なご近所さんからいただく手料理は感激するほどおいしいです。

最後に

今回は、「韓国のチュソクとは?ー我が家が食べるチュソク料理と経験談」を紹介しました。

韓国の家族で過ごすチュソク行事は、私にとってはいまだに慣れず大変です。
正直なところ、周りのご家庭が国内、海外旅行に行くのをみてうらやましい!と思います。

家庭ごとに風習や、兄弟間の関係も異なるので、宿泊しながら過ごすのはなかなか苦手です。

とはいえ、チュソクの時期になると、我が家はりんご農園と契約したリンゴの収穫へ行きます。

家族や近所の人たちと分けながら食べるリンゴは、栄養満点で甘くておいしいです。

子どもたちが赤ちゃんの頃から、リンゴの収穫に行っているので、我が家にとってはチュソクの伝統行事の一つです。

(16) ここまる|キャリアカウンセラーの楽な幸福思考|ゆるーく楽にマイペース|1日30回笑うさんはTwitterを使っています: 「我が家も秋は毎朝リンゴを食べます。リンゴ農園の木を分譲しているので自分たちで収穫したリンゴを食べ生活習慣病を予防し、健康を維持しています。りんごパワーはすごいよ🍎 https://t.co/GURoeCrFaR」 / Twitter

収穫の秋は、おいしい食べ物が多いので、思いっきり食べて、頑張って運動しようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。