韓国の子育て・教育

韓国の物価高騰と生活への影響は?ラーメンやチキンも値上げ




韓国在住のここまるです。

世界中でインフレが加速する中、韓国でも物価が上昇するのに給与は上がらない状況が続き、あちこちで悲鳴の声が聞こえています。

ましてや、ローンを組んで不動産投資をしている人たちが多い韓国では、住宅ローン金利が上昇したことで、さらに苦境に追い込まれる人が増えています。

私が住むアパート近くの3か所の八百屋、スーパーは経営不振で今年に入って閉店になったまま。

不動産取引も沈滞しているし、家計債務は急増中と、ニュースを見ると暗い話題ばかりです。

我が家でも、英語塾の月謝が11月から2万ウォン上がると連絡があったばかりです。
(現在28万ウォン(2万8千円)→30万ウォン(3万円))

英語塾側も、値段を上げたことで生徒がやめてしまわないように、いろいろなプログラムを導入し、手厚い指導をすると言っていましたが、私教育にかかる費用も上がる一方です。

来年はさらに、景気が悪化すると言われていますが、今回はそんな韓国の物価に関する話題を紹介します。

2022年10月日常のあれこれ

韓国の日常生活のなかで、気になる物価上昇率やトレンドついて紹介します。

・韓国の物価上昇率

・インスタントラーメンの値段

・シャインマスカットの価格下落

・日本旅行が人気?

韓国の物価上昇率





韓国の統計庁の資料によると、2022年6月の消費者物価動向では、消費者物価が6%上昇し、農畜産物は4・8%、工業製品9.3%、電気、ガス、水道9.6%、サービスは3・9%上昇したと報告されました。

10月12日統計庁のデータ(통계청 국가통계포털)によると、サービス物価指数を比較すると、2020年を100とした場合、9月のサービス物価指数は106.53となり、1年前よりも4・2%上昇した。

このように、物価の上昇にともない、単身世帯がコンビニの食べきりサイズのおかずを購入するのが人気のようです。

また、食堂などの飲食店では、お客が複数人が来ても人数分を注文をしないケースが急増するなど、経営を維持するのも難しい状況です。

インスタントラーメンの値段

出典:YNHAPNEWS

韓国人が大好きなインスタントラーメンも値上がりしていますが、つい8月のニュースでは、農心がラーメンの値上げを決定し多ばかりです。

代表的なラーメンブランドは、農心、オットギ、サムヤンがありますが、小学生に人気のラーメンは、農心のノグリ、オットギのジンラーメン(辛さ控えめなタイプ)です。

日本では、オットギのジンラーメンは「辛口」と「甘口」として販売していますね。

オットギのジンラーメン甘口を購入したい方は、下記の楽天で商品の内容を参照の上、お近くのスーパーなどの店頭価格と比較することをおススメします。

最近は日本でも韓国のラーメンを買える場所が増えているみたいですね!

▼ジンラーメン(辛さ控えめ)の情報はこちらから▼

現在のセール価格は、ノグリ(너구리)、辛ラーメン(신라면)は、120g×5つで4100ウォンです。

私が行ったスーパーではオットギのジンチャンポン(진짬뽕)が一番高く、6490ウォンでした。(たいてい5袋入り)

シャインマスカットの値段

学校の課外学習のお弁当に入れる果物に「シャインマスカット」を購入しましたが、思ったより値段が下がっていて、格安で購入できました。(3房で25000ウォン)

栽培農家の地域やブランドによっても価格が様々ですが、3房で2万ウォン以下で購入できる商品もありますよ。

ちなみに、うちの子たちはシャインマスカットが大好きなので、おいしそうに食べるのを横目で見ながら、私と夫はバナナとりんごを食べました・・。苦笑

フライドチキンの値段

以前、友人からbhcというブランドのフライドチキンのクーポンをもらっていたのをずっと忘れていました。

「期限がまもなくです」という通知がメッセージで届き、慌ててチキンをオーダーしました。

我が家ではbhcのチキンは食べたことがなかったので、ワクワクして注文。

2種類のチキンと、ソース、大根ピクルスがセットで到着しました。

今回は、友人からのプレゼントだったので、お金はかかりませんでしたが、
実際の価格は、20000ウォン(2000円)です。

こちらはプリングル18000ウォン。

子どもたちのパーティと言えば、必ずチキンを注文するのが韓国流!

我が家でも、いろいろな会社のフライドチキンを注文しますが、最近は値段が上がってしまったので食べる頻度も減りました。

韓国のキンパッ

韓国のキンパッも続々と値上げをしています。

キンパッ(김밥)は、韓国の海苔巻きです。

今日、いつも行くキンパッ屋さんで子どもたちのおやつを買ってきました。

学校で給食をたくさん食べてきても「お腹すいたー」と言って帰ってきます・・。汗

この二つのキンパッは、中の具がちょっと違います。

アルミホイルでグルっと巻いてあるのですが、開けてみますね。

これは、一般のキッパッ。(2500ウォン)

흑미김밥(フンミキンパッ)と言って、
栄養価の高い黒いお米で作られた海苔巻きです。

こちらは、소고기 김밥(ソコギ キンパッ)ですが、牛肉入りの海苔巻きです。
(3500ウォン)

キンパッの店には、海苔巻き以外に、ラーメンや、トッポギ、キムチチゲ、スンドゥブチゲなど、さまざまなメニューがあり、大衆食堂のようなイメージです。

手ごろな値段で食事ができることもあり、12時過ぎると満席になり、テイクアウトや出前も増え、大忙しになります。

私が良くいく、キンパッの店の値段表は以下の通りです。

▼韓国の通貨(ウォン)は원と表示しています▼

  • 고기만두コギマンドゥ(肉ぎょうざ)-4500원
  • 떡볶이トッポギ-4500원
  • 김치찌개キムチチゲ-6500원
  • 갈비탕カルビタン-7500원
  • 비빔밥ビビンパッ-6500원
  • 오징어 덮밥オジンオトッパッ(イカをコチュジャンで炒めてご飯の上に乗せる丼ぶり)-7000원
  • 오므라이스 オムライス-6500원
  • 김치볶음밥キムチポックンパッ(キムチチャーハン)-6500원

日本旅行が大人気


物価の上昇と不景気が続く韓国ですが、観光地や高級ホテル、デパートに行くと大勢の客でにぎわっているのを見かけます。

それだけではなく、海外旅行に行く人も多く、先日も近所の人が海外旅行(イタリア、トルコ、フランス)から帰って来たばかりです。

海外へいくと、日本人はほとんど見ず、中国人、韓国人の旅行客が多いという話をよく聞きます。日本人は海外にあまり出ないようですね?!

そのうえ10月11日から、日本政府が外国人観光客のビザなし入国を許可したので、円安の恩恵をうけ日本へ行く人たちも急増中です。

各社ニュースで似たような記事をみますが、こちらでもオンラインの旅行会社の日本予約が増えているという主旨の内容です。↓

YONHAPNEWSー日本旅行の需要急増

韓国の旅行会社『黄色い風船』노랑풍선 では、旅行客が40%増え、その中でも人気の渡航先に日本が選ばれています。

最後に

今回は韓国の最新の物価情報についてご紹介しました。

韓国は日本に比べると物価が安く、食べ物の量が多いイメージがあるかと思いますが、今もそれは変わりません。

ですが、以前に比べたら量は少し減ったかな・・?!と感じる程度です。

韓国ではお腹いっぱい食べる食文化なので、これを機会におかずを減らし、価格も下げてもらいたいと思うのは私だけでしょうか。

生活費が増え続け、来年の景気も悪いと予想される今、節約をしながら、投資運用も賢くしていくのが良さそうですね。

最後に、子どものパスポート更新があったのでフォトスタジオでパスポート用の写真を撮りに行きましたが、写真6枚でいくらぐらいだと思いますか?!

答えは、写真6枚で25000ウォンでした。

以上です。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。