韓国在住のここまるです。
今日は、近所のママたちと定例の集まりがありました。
韓国語で集まりのことをモイム(모임)と言うのですが、韓国人はモイムが好きです。
いろいろなタイプのモイムがありますが、ママたちのモイム、夫婦同伴のモイム、趣味や同窓会のモイムなど、いろいろなモイムがあります。
今回は、私が親しくしている近所のママたちとの定例モイムの様子と感じたことを紹介します。
Contents
韓国で子育てーママ友との定例会
今日は、2か月ぶりの近所の二人のママたちとの定例モイムでした。
このママたちとの共通点は、同じアパートに住み、子どもが同じ小学校、同じテコンドーに通っています。
子供同士が仲が良く、同じクラスになったこともあり一緒に遊ぶ機会を重ねるうちに、ママ同士もお互い信頼できる関係になりました。
そもそもママ友というのは共通点が「子供」ということをきっかけに知り合いますが、年令、性格、子育ての方法や家庭環境、価値観が違うことがほとんどだと感じます。
ママ友同士が気があい、親睦を深められるとしたら、私はそれだけで奇跡だと思っています。
しかも私は韓国語が上手ではないですし、不自由で誤解を受けることもありますが、できるだけ自分の意志、考えそしていい言葉を選び、態度や行動でやさしさや配慮を伝えようと努力します。
明るく挨拶をしたり、
何気ない会話で相手をねぎらい、
自分の考えを率直に伝え、
笑わせ和やかな雰囲気を作ることで、
気の合いそうな人と出会う確率をあげています。
そしてこの二人のママとの定例モイムが上手くいっている理由は、3人が似たような気質を持っているからだと思います。
3人の3つの共通点は、
①相手の意見を柔軟に聞く姿勢。
②たとえ意見が異なっても違いを認めあえる。
③謙虚さと素直さ。
です。
お互いの子どもを良く知っているからこそ、アドバイスが参考になることがあります。
それぞれが持っている情報も違うので、シェアできます。
3人の価値観や考え方も違うので私の思考のバランスを整えてくれることもしばしば。
いろいろな子育て方法があるんだと気づかせてくれ、一つの考え方に固執せずに過ごせるのも周りの人たちのおかげだと思います。
そして自慢話はついママ友たちの間では遠慮しがちですが、私はママたちの自慢話もどんどん話せる雰囲気を作り、お互いのいいことや自慢話ができるようにしています。
旦那の自慢、子ども自慢、家族自慢も自由に話し、笑いに変えながらなんでも気軽に話します。
私が3人のなかで一番年上ということもあり当初は、私が雰囲気を作っていましたが、今では二人がよくしゃべりムードを盛り上げてくれます。
そしてよくご馳走してくれます。(苦笑)
この3人のモイムはお互いの違いを学びに変え、笑いと気楽さが魅力です。
ママ友の二人の性格
二人のママ友は年下の韓国人です。
韓国語がとても上手で(当たり前ですが)、時にはお姉さんのような存在です。
二人は性格や趣味も全く違いますが、それぞれの特徴をあげると以下のような性格です。
▼男の子を二人育てる筋トレママ。
・3人の中で一番年下。
・ネットフリックスでドラマを見るのが趣味。
・ディズニーチャンネルが好き。
・毎朝、ジムに通いパーソナルトレーナーをつけて体力管理、筋トレをしている。
・子どもにいろいろな運動をさせている。
(バスケ、バトミントン、水泳、テコンドー、アイスホッケー)
・誰に対しても、心遣いができる心が優しい人柄。
・人見知りが激しく初対面では静かで全くしゃべらない警戒心が強いタイプ。
▼子供3人を育てる天使のママ。
・樹木を栽培、販売しているご主人の仕事を手伝う傍ら、小さい教会を運営。
・性格は明るく、温和で明るく美人。
・地域の人気者。
・趣味はパン作り。
・カカオトークの返事がすこぶる早い。
定例モイムの始まり
私と筋トレ好きのママは運動が好きなので、モイムのたびに私が「散歩に行こう!」とコースを計画するようになりました。
目的地を決め1時間ほど歩きながら、各自が好きなことを自由にしゃべります。
今日は、天使ママの長男(中2)がユーチューバーとして活動していることや、うちの子のレゴの話、筋トレママは子供が通っている科学ハグォン(塾)の話で盛り上がりました。
二人にあげたプレゼント
私は4月にkindle本を出版したことをきっかけに、1日10分朝読書をするようになりました。
毎朝、本を読むことで、心が楽になり、気づきが増えることが分かりました。
そこで、普段は本を一切読まないママたちを本屋に連れて行き、「好きな本を1冊選んで。私がプレゼントしてあげるから。」と言って、本を選ばせました。
「子供にあげる本じゃなくて、自分が読みたい本を選んで!」
「아이들에게 줄 책 아니라 자기가 읽고 싶은것을 골라봐!」
最初は二人とも何を読めばいいか悩み、うろうろしていました。
でも次第に自分が好きなジャンルの本をみつけ立ち止まり、ペラペラめくり出しました。
そして、真剣に本を読みはじめると、近くの椅子に座りはまり出しました。
座り読みができる韓国のここがいいところです♪
10分、20分、30分・・・
3人が店内で図書館のように座り読みを始め、手に取った1冊を読み終える勢いで本を読んでいました。
二人ともすごい集中力で本を読んでいるのを見て、また新たな意外な一面を見た気がしました。
あっという間に、お昼ご飯の時間になりそうだったので、「もうそろそろ行こうか。」と声をかけて1冊を選ぶように言いました。
二人が私のところに持ってきたのは、以下の本です。
筋トレママが選んだ本はベストセラー本の黒い本「인생은 지름길이 없다」(人生は近道はない。)
そして、天使の優しいママは真ん中の「데일 카네기 인간관계론」(デールカーネギーの人間関係論)です。
二人はとってもいい本を選んだと思いませんか?
普段本を読まない二人が、『人間関係』『人生』の本を選択するのをみて、豊かな人生をすごしたいという願う気持ちは同じなんだなあと感じました。
私が選んだ本よりもはるかにぶ厚い本を選び、「読めるのかな?」とちょっと気になりましたが、ゆっくり時間があるときに読んでほしいです。
いい本と出会いで私は人生が変わったので、この二人にもたくさんの幸せが訪れてもらえたらと思います。
お昼ご飯は欠かせない
今日は本屋に行ったあとに近くのカフェでお茶をし遅い昼ごはんを食べて解散しました。
朝9時に会い、午後3時頃解散です。
コーヒーや食事は交代でおごり合います。
最近は、職場やママ友たちともワリカンをすると聞きますが、私の周りでワリカンをしようというママたちはいません。
親しい場合は定期的に会うのでワリカンをせず誰かがまとめて払い、交代でおごり合う傾向があります。
「ごちそうさま♬、次は私がおごるね。」
このモイムも、順番におごり合います。
お昼ご飯は、筋トレママがお勧めのお店へ行きました。
オジンオ(いか)炒め専門店へ。
満席で、大人気のお店でした。
ごはんとイカと豆もやしをコチュジャンで炒める鉄板料理です。
3人分で3万ウォンです。↓
とっても辛く、フーフ言いながら水をがぶ飲みしながら食べました。
口の周りはコチュジャンで真っ赤になりながら、楽しいおしゃべりをして3人で仲良く食べます。
韓国のこの食文化が、お互いの距離感を縮め仲良くさせるのではないかと思います。
歯にノリがつき、口の周りは真っ赤!
熱くて、辛くて、ヒーヒー言いながら食べていたら、恥を見せ合う仲になり自然と仲良くなっている気がします。苦笑
その他のモイム
いろいろなタイプのモイムがありますが、私は近所のママたちの定例モイム、ボランティアメンバーとのモイム、夫婦同伴のモイム、友達とのモイムがあります。
今までいろいろなモイムに行きましたが、お互い尊重しあい、マナーや気配りがきちんとできる集まりほど長続きしています。
人生は思い出づくり
年を重ねるごとに新しい出会いは減ってきます。
変化を恐れず、いくつになっても新しいことに挑戦している人であれば出会いも増え続けますが、私のようにほとんど家にいて、交友関係もそれほど広くないので、出会いも限られています。
地球上には70億人以上の人がいますが、実際に人生で出会える人の人数は0.0004%と言われています。
私の場合は、もっと少ないかも知れません。苦笑
出会ったとしても、親しくなれるのは3000人程度。
親しい関係になれるのは300人ぐらいだと言われています。
友だちと呼べる関係は30人、親友と呼べるのはたったの 3人ぐらいだとしたら、今こうやって過ごせている人たちと全力で過ごしたいと思うようになりました。
出会いがあれば別れもあるものです。
5年後、10年後はまた状況が変わっているかもしれません。
今この瞬間を楽しみ、良い時間を共有すれば、いつかみんながバラバラになっても、「あの時は本当に楽しかった。」「またあの人と会いたいなあ。」と心が温かくなるような記憶とともに幸せな人生が過ごせるような気がします。
最後に
今回は、韓国で子育てー韓国のモイム文化とママ友との定例モイムで感じたことを紹介しました。
今日は定例のママ友会でたくさん歩き、笑い、おいしいものを食べとても有意義な時間を過ごせました。
ママ友は私にとって心強い存在です。
そして相手からも「私といると心強い!」と思われるような人になりたいです。
kindle本を出版しました。↓是非読んでレビューを頂けると嬉しいです!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。