韓国の子育て・教育

韓国の小学校の給食はオーガニック!特徴と人気のメニューを解説します




韓国在住のここまるです。

韓国で日韓ハーフのトライリンガル育児しています。

今回は韓国の小学校給食はオーガニック!給食の特徴と子供たちに人気のメニューを紹介します。

「今日の給食は何だろう?」

学校に行く楽しみといえば・・・

「給食!」

というお子さんがたくさんいるのではないでしょうか。

我が家の子供たちは朝起きると子供がスマホに駆け寄りスマホで「今日の献立」をチェックするのが朝の日課です。

そんな子供たちが大好きな学校給食についてご紹介します。

韓国の小学校の様子や日本との違い

韓国の小学生のスマホ事情

この記事は以下の方に読んでいただければ参考になりますよ。

☑韓国の給食事情を知りたい。

☑日本の給食と違いを比べてみたい。

☑簡単そうな韓国料理があれば家で試してみたい。

では早速、韓国の小学校の給食(クップシク)급식を見ていきましょう。

最後まで楽しく読んでくださいね。



【韓国の小学生の給食はオーガニック】給食の特徴

韓国では小学校から高校まで全国で無償給食が実施されています。

そして最近では幼稚園で無償給食の提供があちこちで始まっています。

教育熱心な韓国では、食事も大切な教育の一部だと考えるため給食への関心や議論も途絶えない雰囲気です。

そして学校の給食は、子どもの健康と安全を考えてオーガニックです。

主食にはパンは出ず、玄米や雑穀を主としたお米です。

給食のメニューも多様で、ソウルでは月に1回~2回ほど「菜食の日」を取り入れ、肉がないメニューを導入したり、子供たちと一緒にメニューを決める学校など様々な新しい取り組みと改善が繰り返されています。

学校、父兄、学生たちが

「給食は大切な教育の一環だ」

一緒に給食改善に取り組むことで給食文化も多様です。

「子供たちの健康を考えた給食」でありつつも、子供たちの嗜好や時代に合わせたメニューも多く見られます。

韓国の給食はこれからも目が離せません。

では、早速給食メニューを見ていきましょう。

ある日の給食メニュー

学校ごとに栄養士が採用され給食室で調理されます。

メニューは、生徒、父兄たちと一緒に考案するものもありますが基本的には健康と安全を考え栄養士が献立の管理をします。

全学年が一斉に行くと混雑するため、学年ごとに時間をずらして給食を食べます。

学校の廊下を歩きながら、給食のいいにおいがする方向へ進み、クラスごとに給食室に入りステンレスプレートを1枚づつ取り、食事が置いてある場所へ並びます。

給食の時に使うプレートは1枚で、そこにいろいろな食べ物を置きます。

給食のメニューの構成は

ごはん(雑穀、玄米)、

副菜、

メインのおかず、

キムチが基本です。

週に数回はデザート(果物、ジュースなど)が配られます。
(学校によって頻度は異なります。)

食事は給食室の人たちが、取り分けてくれます。

メニューの例を見ましょう。

黒米ごはん
ジャガイモのチゲ
LA豚カルビチム
かぼちゃ炒め
白菜キムチ
ブルーベリー

トウモロコシのご飯
キムチともやしのスープ
豚のカツレツ
きゅうりのキムチ
ミカンジュース

サンゲタン
野菜の天ぷら
きゅうりのキムチ
すいか

ボリュームと栄養満点の給食が特徴です。

韓国ならではの辛いメニューも多く、低学年の子たちが食べれない料理もよく出ます。

韓国の給食の実際の人気メニュー

給食の献立は、栄養士が考えますが、子どもたちの好みに合わせてメニューを考えます。

「韓国の子たちが好きなメニューとは?」

小学生が好きな給食のメニューは、肉料理と、餅料理がダントツです。

うちの子が通う小学校では、デザートは週3,4回出ます。

このようなステンレスの1枚のプレートに、のせてもらい席につきます。

このプレートを韓国語でシクパン(식판)と言います。

このようなステンレス素材の食器は、食堂でも使われています。

学校のようにすべてを1枚にのせるプレート式ではありませんが、このようにステンレスの器にごはんやスープを入れます。

食事をするときは、お箸と、スプーンを準備します。

お箸は、韓国語でチョッカラ(젓가락)

スプーンは、スッカラ(숟가락) と言います。

チキン料理

韓国料理の中で、鶏肉を使う料理がたくさんありますが、小学生が好きな鶏肉料理といえば、揚げたり、焼いて調理するチキンメニューが人気です。

チキン料理:(チキン ヨリ)치킨요리

給食では辛い料理も多いので「辛くないから好き!」という声も多いです。

出前をして気軽に家庭でもチキンを食べる韓国では、チキンと言ったら「フライドチキン!」を思い浮かべる子供がほとんどかもしれません。

デザート類

主に出るデザートは、果物は季節の果物、そのほかのデザートは、飲むこんにゃくゼリー、マカロン、チョコ牛乳、パックに入った果物ジュースです。

デザート:(ティジョトゥ)저트、(フシク)후식

デザートは全般的にどれも人気がありますが、特に人気のデザートは何だと思いますか?

「シュークリーム」「アイスロールケーキ」「マカロン」が人気です。

特別な日の給食にはデザートに

「31バスキンロビンスのアイスクリーム」

が出ることもあるんですよ。

ソットクソットク

ソーセージの頭文字と、を組み合わせてできた名前のソトクソトク。
韓国の子供たちにおやつとして人気です。

ソットクソットク:(소떡 소떡)

このようにおもちとソーセージが交互に入って串さしになっています。


高速道路の休憩所でも売っている気軽に食べれる国民間食メニューが給食にも登場。

見た目は、串にソーセージと餅(トック)떡、ソーセージ(ソセジ)소시지と餅が交互に刺さっています。

この甘辛ソースは、家で簡単につくれますよ♪

甘辛ソースは、コチュジャン(大2分の1)、はちみつか砂糖を(大2)、ケチャップ(大3)、少しのニンニクと水を混ぜてソーセージと餅にからめるだけです。

甘辛さとお持ちの食感とジューシーなソーセージを一緒に食べると、手が止まらなくなります。

この餅はもち米ではなくうるち米で作られていてトッポギという料理でも使われ、もちもちした食感です。

お友達が来たときも「ソットクソットクを作って出してあげると、間違いなく喜ばれる人気メニューです。

トッポギ

甘辛のソースで煮込むだけで簡単に作れるトッポギが韓国の子供たちにはご馳走です。

こんな感じで家にある野菜を入れて、家でも簡単に作れます。

トッポギ:떡복이

ソットクソットクと似ているのですが、トッポギは、お餅を甘辛ソースで炒める料理です。

家でもソースを作って簡単にできるんですが、市販のソースとトッポギを買ってきて炒めるだけでとっても簡単です♪

子供たちが大好きなトッポギは、塾の帰りに立ち寄る屋台、街の食堂、間食でつまむなど、あちこちで気軽に食べれる生活に密着した食べ物です。

韓国の小学生に人気の給食メニューは・・・!

日常生活で気軽に頻繁に食べる料理だと分かっていただけたのではないでしょうか。

最後に

今回は、韓国の小学校の給食はオーガニック!特徴と人気のメニューをご紹介しました。

韓国の親たちは子供に

「学校でバランスよくご飯を食べてきてほしい。」

と願う気持ちとは反面、

「嫌いなものはたべない。」

「辛いのはイヤ。」

と好き嫌いの主張がはっきりする子供たちの間で学校給食も悩みは尽きません。

食材の品質、取り巻く環境、子供たちの食の変化、衛生管理など課題も多いなか、学校、父兄、子どもたちの3者が一緒になって改善に取り組んでいる様子をみると、韓国の学校給食はこれからも期待が募るばかりです。

韓国の学校給食を見ると

「韓国は子はよく食べるんだなあ。」

「ボリュームがすごい。」

と感じた方も多いかと思います。

小学生の人気メニューには肉料理やもち料理がありましたが、実はごはんの隣にあるスープ料理に目がとまった方もいるかもしれません。

韓国の食事にはスープが欠かせません。

学校給食でご飯の隣にかならずスープが並びます。

ごはんの隣はスープ(국)です。

例えば・・

テンジャン(みそ)チゲ

わかめスープ

もやしスープ

ユッケジャン

豆腐スープ

大根スープ

キムチスープ・・・などなど

スープの種類だけでも何十種類もあります。

学校給食のプレートのなかに、なにげに毎日存在するこのスープたちがとても重要な役割をしているのを子供たちはまだ気づいていないようです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。