韓国在住ここまるです。
トライリンガル育児をしながら楽しく韓国で暮らしています。
今回は韓国の国民おやつのホットクについての話題です。
ホットク愛を語ると止まらないのは私だけでしょうか。
子供のころの味は大人になると懐かしい思い出とともに心が和やかになるものです。
韓国の屋台で食べれる昔ながらの定番おやつのホットク。
ホットク：호떡
今回は、食べると懐かさを感じるホットクの魅力について語りたいと思います。
本場のホットクを食べに来て！
日本のあちこちにホットクを食べれるお店がたくさんできていると聞きますが・・やっぱりホットクは、本場で食べてもらいたいです。
ホットクは真冬に冷たい風を感じながらも、薄暗い街路樹の下にある屋台で足をぶるぶる震わせながら「フーフ」食べるのが本場の食べ方。
時には中のミツが熱すぎて舌がやけどしそうになるけど、なぜかまた行きたくなるのがホットク屋台。
黒砂糖やシナモンが入った生地を押し付けながら油でしっかり焼きます。
油がはねて、かなりの温度なのに素手で作っているのをよく見ます。
こんがり焼けたら完成。
やけどに注意！
食べると「ホッと得（トク）したくなるような味」がするのがホットクです！
座布団3枚くださーい。
毎年冬になると住宅街に出没する屋台。
ホットクは屋台で食べるおやつとして知られています。
観光地や明洞にも屋台が並びにぎわっていますが、冬になると住宅街や塾近郊に、ぽつりぽつりとおでん、たいやき、ホットク屋台が出没します。
ローカルな市場にいくと、長年ホットクだけを作り続ける職人のようなおじさん、おばさんに出会うこともあります。
うちの子は数学の塾に自転車で行く途中、英語の塾の先生に偶然道で会い、近くの屋台でおでんとホットクをおごってもらって数学の塾に遅れそうになったことが何度もありますが、それもいい思い出なんです。
この屋台のおかげで子ども達は仲間通しでおごり合いながら、楽しい時間を過ごしています。
寒い冬のちょうどお腹が空いた時間に、ふと立ち寄る屋台・・
外はカリカリで、中はもちもちのホットクに癒されること間違いなしです。
最近は、ホットクもアレンジやコラボで種類も増えていますが、昔ながらのホットクを一度本場で味わってもらえたらなあと思います。
市場で30年ホットクを焼くおばあさん
先日、久しぶりに30年ホットクを作り続けるおばあさんの屋台に行きました。
30年間ホットクを作り続けるいわば職人！
おばあさんのホットクが好きで通い始めて8年。
私も年とりましたが、おばあさんも年々体が小さくなっていく気がします。
私「ホットクを4つ下さい!」호떡을 내개 주세요!
と注文し、慣れた手つきでホットクを裏返しするのを眺めていました。
私はおばあさんの年令を尋ねたことはありませんが、隣のおじさんが「おいくつですか？」といろいろ聞いていました。
おばあさんは、会話の中で「大変だけど家にいるよりはいいよ。」と言いながらホットクを焼いていました。
演歌を背景にホットクを焼きながら、お客と会話する様子はまるで深夜食堂にいるような気分でした。
おばあさんは会話に夢中になりすぎたのか、一つ焦がしていましたがそんなこともありますよね。
私は３つ持ち帰って子どもと食べるつもりだったのですが、そこで1枚食べてしまいました。
出来立てのホットクは、何枚でも食べれます。
その時の動画はこちらから↓
カフェで食べるホットク
屋台で食べる国民おやつのホットクが、最近カフェでも食べれるようになりました。
カフェとホットクを合わせて成功したチェーン店のホットクダンは全国のあちこちにあります。
ホットクダンのホットクは
脂っこさがないのがいいのかもしれません。
屋台のホットクとはまた一味違います。
アメブロで紹介したホットクダンについて興味がある方はこちらもどうぞ。
最後に
日本のお祭りの屋台とは違い、ふるびた一見ぱっとしない韓国の屋台。
寒い冬になるとひっそりした住宅街や塾のそばでひっそり静かに屋台をしているのを見ると、つい応援したくなってしまいます。
小学生にも人気の屋台は、子供が一人で気軽に立ち寄れるよう、親が前もってお金を支払っておくケースもよくあります。
韓国のホットク文化いかがでしたでしょうか。
子供から大人まで幅広い層に愛されている国民のおやつホットク！
次回、韓国に遊びに来られた時は食い倒れリストにホットクを入れて、是非食べてもらえればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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