韓国在住ここまるです。
近所の歩道を歩きながら、外を歩くのが楽しいこの頃。
紅葉の絶景スポットにわざわざ行かなくても、街を歩きながら楽しめる秋の風景は心をふと軽くしてくれます。
街には公園も多く緑に囲まれているので、日頃から自然の恩恵を感じながら環境を守る取り組みをしています。
とは言っても、大したことはできないので、子どもが赤ちゃんの頃から、街の歩道に落ちているごみを拾ったり、環境ボランティア団に家族で参加するようになりました。
その積み重ねもあり今回は、地域の人たちと一緒にゴミ拾いプロジェクトを開始したのでその内容について紹介します。
『ごみ拾いの会』を発足し1回目の集まり
9月に韓国人の友人が知り合いのママたちを私に紹介してくれたことがありました。
初対面であったママさんたちと雑談をしたときに、私が「子どもと一緒にゴミ拾いをしている」と話をしたところ、ある小学6年生の娘さんがいるママさんが「子どもが思春期で部屋から出てこないので、ゴミ拾いをしながら交流を深め、子どもと一緒に過ごしたい」と言ってくれました。
私は障害者団体の後援ボランティアをしているので、その代表にも話をし、地域プロジェクトとして一緒に始めようと提案しました。
1回目の集まり
子供たちとママたちが集まり、初めての会合の日。
障害者の子供たちと一緒にこのプロジェクトが始まりました。
10時に集まり、まずは子どもたちにごみ拾いをする主旨の説明をし、その後に自己紹介をしました。
小学高学年~中2年生までの子どもたちは、思春期ということもあり、口数は少なめでしたが、趣味を語るときは質問が飛び交い盛り上がりました。
うちの子「僕の趣味は勉強です」
저의 취미는 공부에요.(チョエ チュミヌン コンブエヨ)
中2の男子「そんなのあるかよ~」「ゲームだろ」
うちの子「あ、そうです。趣味はゲームですー」
아 맞다! 취미는 게임에요.(ア、マッタ.チュミヌン ゲイムエヨ)
笑いで、雰囲気が和やかになる・・・。
集まった子たちは、性格が静かなタイプの子がおおいのか?
それとも、思春期だからなのか、会話はほとんどなく、静かに絵をかき、その後にみんなで街を歩きごみを拾いをして終わりました。
環境について考える時間
10時に集合し1時まで一緒に作業をしたのですが、その際に「環境を考える」をテーマに自由に絵をかいたり、
みんなで、公園付近へ向かいゴミ拾いを開始しました。
ベンチのそばには、たばこやペットボトル、プラステックが多い傾向があります。
歩道で飲みながら、食べながらポイ捨てをするのが普通みたいで、このようにごみが散乱しています。
公園も同じように、草木の間にプラステックが、たくさん捨てられています。
毎日、歩く場所にゴミがあるのが当たり前なので、見るとため息が出ることも。
今回の会合では、みんなで同じ方向に進み、1時間ほどゴミを拾いましたが5リットルの袋がいっぱいに!
このように美化活動をするメリットは、街がきれいになるだけではありません。
地域へ愛着を感じるようになり、プラステックやごみを減らすように、いろいろ考えるようになります。
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次の会は11月の上旬に予定していますが、その際は各自の近所でごみ拾いを行い、遠隔ズームでそれぞれのごみ拾いの状況を報告し合う予定です。
ごみ拾いを始めたきっかけ
韓国に住み、ごみ拾いを始めたきっかけは、自分の住む街がきれいであってほしいという願いがありました。
韓国語では「ゴミ」を쓰레기『スレギ』と言います。
日本ではごみのポイ捨てが増えていると聞くことがありますが、韓国のポイ捨ては日本とは比べ物にならないほど、深刻です。
歩道に当たり前のように投げ捨てられるごみを見て、どうやったらポイ捨てをしなくなるのだろうか?と考えたときに、私個人の力でできることは、ほとんどありませんでした。
すぐにできる事があるとしたら、私がゴミを拾うことしか浮かばなかったので、子どもが赤ちゃんの頃からベビーカーを引きながら、手すりに袋をひっかけてゴミ拾いを始めたのが最初です。
歩道のあちこちにポイ捨てごみ↓
繁華街、塾街、学校付近、公園など、街のあちこちにゴミが落ちています。
早朝に、自転車にゴミ袋をひっかけてサイクリングすることもあります。
あっという間に袋はいっぱいになりますが、スーパーやコンビニで売っている「お菓子」や「飲み物」の袋や、プラステックカップのごみが圧倒的に多いです。
このように自転車に乗りながら、家族でゴミ拾いをすることも良くあります。
注意:画像はハワイではありません↓
両手にゴミを持っているので、アプリできれいなイメージを編集加工してます。
環境セミナーで作った『小豆ほっかいろ』
去年、環境を共に考えるボランティア団に加わり3か月の間、いろいろなプログラム体験や環境に関するセミナーを受講しました。
その際に、使い捨て用品を使わない取り組みとして『手作りホッカイロ』を作りました。
(準備物は、あずきと、あずきを入れる袋のみ)
これは講師が、子どもに作り方を教えている様子。
作り方は、簡単です。
綿100%の布を縫いあわせ、小豆を入れて縫い合わせて完成!
子供だけでなく、私も裁縫になれていないので、慣れない手つきで大豆を入れる袋を作りました。
ナイロンなどの化学繊維ではなく、必ず天然繊維100%の生地を使うのがポイントです。
『小豆のほっかいろ』は、電子レンジで40秒ほど温めると、15分ぐらい温かさを持続することができます。
温めると、小豆の香りが広がり、小腹もすくのですが・・優しい温かみで癒されるので、気に入っています。
小豆は、加熱すると小豆のなかの水蒸気があたたかくなって出てきて肌を温めてくれますよ。
以上です。
これからも、地域の人たちと交流をしながら、プラステックを減らす取り組みや、環境美化に参加し、子供たちの未来が良くなるように努力していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。